黒いショートタイツに白いタンクトップ。
階段を上るダイキのケツに、付き人は悲壮な覚悟を見ていただろうか?
今夜ダイキは王座に挑戦する。
タイトルはもちろん欲しいが、それ以上に敗けられない理由がある。
そては・・・・
相手がこの男、ショウタロウだからだ。
不遜な面構えは、4度の防衛戦を制した自信に満ちていて、風格すら漂わせている。
だが、コイツはダイキより2つも年下なのだ。
デビューも2年遅い。
だが、団体の大物を次々と倒し瞬く間に王座に就いたショウタロウは、もはやダイキのことなど眼中にない。
「ああ、センパイ、まだプロレスやってたんすか。ふふ・・・ご苦労なこった。」
若き王者はそう言い放ち、伸び悩む年長者を憐みの目で見た。
後輩に挑戦者の立場で対峙しなければならないダイキのプライドは地に堕ちたも同然だった。
「おお?センパイさん、あそこのデカさは一流なんすね。
プロレスの才能もそうだったらよかったのに。」
年下に愚弄されても、ダイキはその凄まじいパワーを跳ね返すことができないのだった。
ショウタロウはパワーのみならずテクニックでもダイキを圧倒し翻弄した。
特注のエナメル地タイツまでが、既製品のライクラを穿いている自分を嘲笑っているように感じる。
プロレス界での現在の地位の違いを見せつけられているようだったのだ。
そして強い後輩は徹底的な脚責めで先輩を甚振るのだった。
汗一つ流すこともなく、無表情で淡々と年上の足を破壊していくショウタロウ。
防戦一方のダイキは顔を苦悶に歪ませ悲鳴を上げ続けるのだった。
「ふん、なるほど。
アンタ、格闘技のセンスは無いけどプロレスラーとしてはいいモノを持ってるみたいだな。
へえー、これは面白くなってきた。
センパイさん、楽しませてもらうぜ。」
「ホラ、こうされたいんだろ?
おうおう、タイツ越しなのに俺のムスコを咥え込んでいくじゃねえか、アンタのケツ。
あー、いいぜ、その表情、もっと鳴いてくれよ、センパイさん、あーすげー。」
後輩の硬くなったモノを肛門に押し付けられ、ダイキの身体から力が抜けていく。
もしも今乳首に触れられたら・・・・
ダイキの大胸筋の先端がほの赤く染まり、硬く隆起していった。
屈辱感MAXの果てに恍惚の光を見出したダイキの夢想は、あり得ない危険技によって断ち切られる。
なんと、場外にジャーマンで投げ捨てられたのだ。
誰もがダイキの終わりを確信した。
だが、ダイキはホワイト・アウトしていく意識の中に黒々と盛り上がる男根の形を見出していた。
それは、ダイキの原点、プロレスラーとして生きていくという覚悟の証、黒タイツ一枚で闘いに臨む男の魂の具現化だった。
(俺は、敗けない・・・・・!)
ダイキは覚醒した。
相手が強ければ強いほど、そこに立ち向かう黒タイツが美しく光るのだ。
ダイキはライクラの無地タイツの中で己の「男」が燃えるように熱く勃っているのを自覚した。
極反り卍固め。
ダイキ渾身の必殺技が格闘マシンのような後輩に火を噴いた。
「俺は、お前に勝つ!」
たのむ!これで決まってくれ!
最後の力を振り絞った決め技。
男として、後から来たものに愚弄され続けることは許せないのだ。
俺は王者になって今度こそタイツを新調する!
ケツには白く行書体で「男」と染め抜くのだ!
だが・・・・
ショウタロウの実力はダイキのそれを遥かに凌駕していた。
「センパイさん、全然効かねえ。
やっぱアンタ、俺に食われる人間なんだ。
そういう役割なんだよ!」
あっさりと技を抜けたショウタロウは、自身の決め技であるアンクル・ホールドでダイキの足を潰しにかかった。
「センパイさんはギヴアップしねえだろ。
そういうヤツだもんな、アンタ。
悪いけど、足、折るよ。
でも心配すんなよ。
俺の妾にしてやるよ。
しばらくはな・・・・・
ははっ!」
「うおらーっ!へし折るぞーっ!」
「ぐわあああっぅおあああああーーーーっ!!!!」
ダイキにマットを叩かせたのは何だったのだろう。
それは、まだまだプロレス人生を終わらせたくないという防御本能だったのだろうか。
ショウタロウに足を折られたら確実にレスラー生命は幕を下ろしただろう。
そしてヤツの性奴隷と成り下がる。
それもいいかもしれない。
だが、ダイキは思った。
自分より強い男に挑む高揚感、砕け散る屈辱感、そしてその先の恍惚の果てしなさ。
俺は・・・・その快感を何度でも味わってやるぜ・・・・・・
だって俺はプロレスラーなんだ・・・・
それを味わえるのは俺たちの特権なんだ・・・・
プロレスラーとして生きる意味を敗北の内に見出したダイキ。
だが、その夜は明けるまで年下野郎の慰み者にされたのだった・・・・・
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