正義のガチムチ・マスクマン、マックス・ゴールドがナイトメア・ジェレミアに葬られて以来、
リングは闇に覆われ、悪が蔓延る無法地帯と化していた。
マックスの朋友であったレイ・フューリーは友の敵を討つことを心に誓った。
だが、ジェレミアとの決戦の日が近付くにつれ、レイはリングに散る悪夢に悩まされるようになった。
これは、ナイトメアの呪いなのか!?
不安の洪水に飲み込まれそうになる心を奮い立たせ、レイは運命のリングに立った。
試合開始のゴングの後は、悪夢の再現のような試合展開となった。
ジェレミアの巨躯が繰り出すパワー殺法は、一撃一撃に呪詛が込められているかのようにレイの寿命を縮めていった。
鍛えぬかれた筋肉がどす黒い力によって破壊されてゆく。
耐えがたい苦痛に身を捩じらせて耐えるレイは、無意識のうちに股を広げていた。
あたかも動物が服従の意思を示すように。
ショートタイツに覆われた部分と露出された部分の境界線、
つまりビキニラインがなぜか強く鮮明に意識される。
下半身に纏わりつくその怪しい曲線は、まさに雄の象徴を強調するためのものなのだ。
レイは己を蹂躙する男に性器を差しだすかの如く股を広げた。
圧倒的に強い力、それも悪の力に征服されんとする屈辱に対して心が逃避したのだろうか?
肉体の苦痛は今や妖しい快感となりつつあった。
ジェレミアによって開発?されたレイの雄心は、しかしプロレスラーの本能までは折ることは出来なかった。
一瞬の隙を突いてレイの返し技が決まり、勝利のコールはレイ・フューリーの名を告げた。
試合に勝った!友の敵を討つことができたのだ!
・・・もちろん、そんな茶番はナイトメアには通用しない。
試合終了のゴングをものともせず、ジェレミアはレイに必殺技を完全に決めたのだった。
朦朧とする意識の中で、レイは覚悟した。いや、期待したのか。
殺られる・・・ヤられる・・・犯られる・・・!
マックスの壮絶な最期が脳裏に蘇る。
だが、ジェレミアは大の字のレイを冷たい目で見下ろしただけで退場してしまった。
「弱すぎる。」
去り際に吐かれた侮蔑の言葉に、レイは盛大に射精した。
悩める人気レスラーのレイは息つく暇もなく他団体のベルトに挑戦する。
同じくマスクマンの現王者は、姑息なキャラゆえにブーイングを浴びながらの入場だ。
観客のほとんどはレイのタイトル奪取を望んでいた。
レスラーとしては線の細い現チャンプのセルペンティコは、見た目や評判とは裏腹にかなりの実力者だった。
スピード、テクニック、そしてパワーさえもレイを凌ぎ、試合はセルペンティコが支配しつつあった。
満場のレイ・コールの中、白いモッコリを晒しながら悶えるしかないレイ。
ショートタイツ姿で悪に蹂躙され、しかもその姿を見る大勢の人間が自分を応援している。
この状況に酔わない男はいないだろう。
いつしかレイはやられる自分を俯瞰し、無意識のうち股間を観客に突き出すのだった。
不思議なことに、やられ姿がエロくなるほどにレイのヒーロー感は増すのだ。
セルペンティコはあらゆる意味で「プロ」だった。
ヒーローの苦闘劇が観客に受けていると読んだ彼は、この物語の結末を瞬時に計算した。
「レイ、これが俺にとってもお前にとっても一番得なフィニッシュだぜ。」
セルペンティコはレイの股間を思いっきり蹴り上げた。
「ぐふっ・・・!」
あまりの激痛にレイはたまらずダウン。
股間を押さえると驚いたことに陰茎はカチコチになっていた。
観客の怒号と悲鳴がレイの性的興奮の昂ぶりを加速させた。
「みんな心配してるぜ、ヒーローさんよ。」
セルペンティコの嘲笑に、レイは盛大に射精した。
高らかにベルトを掲げる悪のマスクマン。
卑劣な攻撃にリングに沈む正義のマスクマン。
レイはこのストーリーの主人公になれたことに心底満足していた。
↓動画はこちら↓
やられヒーロー役は病みつきになるよね