道場破りに現れた男は最初から異彩を放っていた。
時代(1976)を考慮したとしてもかなり浮世離れしたファッション・センス。
その佇まいはある意味ザ・プロレスラー的であったし、不敵な面構えは「腕におぼえあり」と語っていた。
団体の看板レスラー神崎は、男の力量を見極めるため弟子のサヤマをぶつけてみる。
ムッチリ・ボディーにオレンジのショートタイツがエロすぎるサヤマを一瞥すると、男はひらりとジャンプした。
空中にて一瞬で脱ぎ捨てられる白い衣装。
リングに降り立った男は、真っ赤なショートタイツが激エロの日焼けした美青年だった。
下着として着けられていた赤いショートタイツからは雄の臭いが盛大に立ち上っていた。
一番弟子のサヤマが全く歯が立たないのを見て、神崎は自ら男と対峙する。
今を時めくスターレスラーである神崎は赤タイツを徐々に追い込んでいった。
赤タイツから白いインナーをはみ出させて我武者羅にぶつかってくる男。
神崎はその若いパワーに素晴らしい素質を感じ取り、いつしか闘う悦びに我を忘れていった。
最後には、二人の男はタイツから湯気を上げてリングに横たわり、男の闘いを終えた充足感に勃起した。
男の名はジョージ。
自分にプロレスを叩き込んでくれた恩師であるダイジロウを訪ねてブラジルからやってきたのだった。
だが、ダイジロウは悪の組織ブラック・ミストのサイボーグ・レスラーによってリング上で蹂躙され、その傷が元で死亡していた。
それを神崎から聞いたジョージは、ダイジロウの墓前で男泣きし、ブラックミストに復讐することを誓ったのだった。
悪の組織が屯する石切り場に、ジョージは自ら考案したヒーロー・コスで乗り込むのだった。
青いタンクに黒いロングタイツ、そしてジョージにとって神聖な闘いの装束である赤いショートタイツ。
身も心も正義のヒーローになりきったジョージにとって、ブラックミストの戦闘員など敵ではなかった。
悪の首領の指示により、サイボーグ・レスラーが登場する。
ダーク・グラジエーター。
さすがのジョージも人の能力を遥かに凌駕する怪物相手では勝つことは難しい。
いや、無様に敗北するばかりか、赤いタイツを破りとられて凌辱の限りを尽くされてしまうだろう。
またひとり、若き有望なレスラーが悪によって葬られてしまうのか!?
てな期待(?)を裏切って、真打アス〇カイザーが登場。
アステは掟破り(というかお約束)のアニメ世界で、ダーク・グラジエーターを退治するのだった。
ちょっと出てくるのが早かったかも。アステ君。
実はアステの正体は、ジョージの恩師ダイジロウの弟シュン。
ふたりの間にはこの闘いを通じて友情を超えた感情が芽生えていた。
「いつかブラック・ミストを倒したら、その時は君とリングの上で・・・・(やりたい)」
「わかったアステ。俺も待っている。君とリングで会えることを。(そしてやりたい)」
ジョージはシンニチの目玉ホープだったのでしょうね。
あのサヤマさんを脇に押しやって子供番組とはいえ準主役。
その後サヤマさんがタイガーとして社会現象を巻き起こさなかったら、ひょっとしてジョージがスターダムにのし上がっていたのかもしれませんよ。
ジョージの日本人離れしたボディーと肉食系のエロさは、埋もれさせとくのは勿体ないと思いますけどね。
このハイレグに穿いたタイツの鋭角。
すげーエロいけどなー。
ま、ジョバーっぽく使ってたシンニチは正解といえば正解だったかもしれませんね。
↓動画はこちら↓
実際本人かなりのエロ野郎だったらしい↓弟シュンジの過去記事はこちら↓
「ワイルドな弟」