2009年になり、極悪コナン軍団の傍若無人ぶりが加速。
メシアスら正規軍は苦戦を強いられていました。
タッグ・マッチでは試合には辛勝しても、明らかに痛めつけられたのは正規軍、といった印象をAAAファンに持たれてしまっていたのです。
チャンピオン、エル・メシアスはルチャドールの誇りを守るため、満身創痍で宿敵チェスマンとの決戦に臨んだのでした。
松葉杖で登場したチェスマンに「さては勝負から逃げる気か?」と油断したのが運の尽き。
卑劣極まるチェスマンはその隙を見逃さずメシアスに反則攻撃の嵐を見舞います。
単なるヒールではないチェスマンの猛攻に、メシアスの鋼の肉体が確実に弱らされていきます。
(つ、強い・・・・)
打倒メシアスに執念の炎を燃やすチェスマンは、驚くほどパワーアップしていたのです。
場外でいいように痛めつけられるメシアスは誰の目から見ても完全にグロッキー状態でした。
ルチャ・リブレの星、英雄メシアスの大ピンチに、観客から悲痛なコールが沸き起こります。
「メシア!メシア!メシア!・・・・・・!」
その声はメシアスに届いたのか・・・・!?
焦点を結ばない眼でボロ雑巾のように蹂躙され続けるチャンピオン・・・・・
タイツをTバック状に食い込まされても、半分直すのが精一杯。
フラフラでリングに戻され、息をつく間もなく杖によるチョーク攻撃。
最強ヒールの凄まじい責めの前に、黒タイツのマッチョ・ヒーロー成すすべなし・・・・
この時、メシアスの闘争本能は赤く点滅し始めていたのです・・・・・
正義が勝つことを信じる観客の、絶叫にも近い声援が会場全体に響き渡ります。
半ケツのヒーローは立ちあがろうと必死で踏ん張ります。
チェスマンがいよいよチャンピオンの息の根を止めるため、得意技「殺人スピアー」の姿勢を取り始めたことも知らず・・・・
絶体絶命のマッスル・ヒーロー、メシアスに勝機はあるのか・・・・・!?
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シェイプ・アップしたメシアスが素敵!