12年前、若きクリス・コレンはロングタイツを着けていた。
今でこそモッコリしまくりケツはみ出しまくりのエロ・オヤジレスラーの名を欲しいままにしているクリスだが、目覚めるためにはいくつかの過程を経なければならなかったようだ。
アブソリュート・アンディとの闘いは間違いなくそのひとつだろう。
「アイツの場外での悶えっぷりはスゴかった。
責めているオレでさえ我を忘れる程に・・・」
クリスは当時を振り返る。
ちびっ子ファンも多くいる中で、アンディは豊満な肉体を派手にくねらせた。
クリスにはそれがあたかも、股間の膨らみとケツの割れ目を観客に見せつけているように見えた。
「雄だ・・・・。
これは”雄の肉体”そのものだ、とオレはその時思ったのさ。」
ショートタイツによって鋭角に切り取られたはち切れんばかりのケツ。
クリスは眩暈を感じていたという。
「当時のオレはスマートな自分が気に入っていたんだ。
だからデカケツなんか嫌いだったし、ましてやショートタイツなんてまっぴらだと思っていた。
だってあれはブリーフだろ?
完全に時代遅れだと決めつけていたんだよ。」
だが、アンディーのケツ肉が、クリスを妖しい領域に誘ったのだった。
「8割がたオレが攻めていたんだ。
なのにアンディのケツにクラクラしちまってさ・・・・
気付いたら奴に組み敷かれてスリーカウントを聞いていた。」
アンディは王座を防衛した。
フラフラになりながらもベルトを巻く黒タイツのガチデブは、クリスには格好良く見えたそうだ。
「肉・・・・なんだよな。
アブソリュート・アンディのオーラの源は・・・・」
クリスはその後、アンディとキャッシュ・マネーの試合を見て更なる衝撃を受けることになる。
人気ヒールとして着実に足場を固めつつあったマネー。
奴は普通にイケメン風の容貌を持ちながら、いけ好かない金持ち野郎のキャラでエグイ責めを展開する。
当時正統派だったアンディとの試合はゴールデン・カードだった。
正統派vsヒールとなれば、正義のピンチ演出は当然だ。
アンディは定石通りやられまくることになる。
別室で試合をモニターしていたクリスは画面から目が離せなかった。
「アンディのやられっぷりは一味も二味もオレには違って見えた。
エロいんだ!
アイツは意図的に股を広げケツを突き出す。
どうだ!やられている俺の肉体は美しいだろ!ってね。」
「そしてあのシーン!
あれはオレにとって天啓だった!奇跡だった!
マネーの天才的な責め、カメラマンの変態性、そしてアンディーの肉!
オレはあの時ショートタイツのエロさに気付かされてしまったんだ!」
満場のアンディ・コールが降り注ぐ中、ヒールに嬲られ辱められ、それでも立ち上がる黒タイツのガチデブ。
「このエロさには抗えない・・・・・
オレは悟ったよ。
だってオレのほうがアンディよりずっとイカしてるのに、顔も身体も、だろ?
なのにアンディのほうがエロいんだ・・・!
アイツの雄のフェロモンはオレの100倍の威力で観客を悩殺しているんだ!」
そしてフィニッシュは、定石破りの衝撃で人々を驚嘆させたのだった。
マネーの華麗な蹴りでリングに沈むアンディ。
悪が勝った・・・・正義が敗けた・・・・・
ぶるぶると肉を震わせながら、黒ショートタイツ戦士はスローモーションで倒れていった・・・・
「オレは・・・・
告白するよ。
トイレの個室に駆け込んだよ。
何のためにって?野暮なこと聞かないでくれ(笑)」
後日、この試合は地元のTVで放映された。
番組ラストのクレジットでは、アンディが無残にフォール敗けするシーンが繰り返し流された。
これは番組制作側の悪意だろうか?
いやいや、それどころかプロレスの醍醐味を知り尽くす者の仕業なのだろう。
だってエロいし。
ご承知の通りクリス・コレンは数年後、ショートタイツを着けてリングに上がることとなる。
エロ・モッコリを晒して、キャッシュ・マネーとの対戦も果たした。
その模様はまた後日、ということで・・・・・
↓動画はこちら↓
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「白い闘士の敗北」
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