虎の面を着けて入場するのは、
言わば、ライアンの宣言。
「極上の”コスチューム・プレイ”をお見せしよう。」
デザイン赤タイツが鍛え上げた肉体をエロチックに演出する。
その肢体を自分よりデカい男に甚振らせることによってライアンはリングの主役となるのだ。
体液にヌラヌラとテカる筋肉が激しく縺れ合う。
この光景が、互いの情欲を貪り合う男達の姿ではないと誰が思うだろう?
肉体の強靭さで常に圧倒されつつも、最後は姑息な手段で敗れることで
ライアンはヒーローの面目を保つ。
リングは、ライアンにとって雄のエロ雄姿をお披露目する舞台なのだ。
振り返れば、ライアンが新興大手団体のレスラーに抜擢されたのは、
やられ姿が映えるゆえだった。
粗暴な男に手籠めにされることが大好きなライアンだったから、
実は技術ではなく天然にエロかったのだ。
プロレスはまさにライアンの天職だったと言えよう。
男という性は、散り様の美学を理解しているものだ。
筋肉を苛め抜き盛大に男性ホルモンを分泌する者なら尚更その傾向が高まる。
イーライもその一人。
敗れ去る男の美しさを実践したいと願う男だった。
記号のようなヒール・マスクマンに敗北する自分の赤タイツがどれだけエロいか、イーライは確かに知っていた。
ひょっとしたらアンダータイツのはみ出し具合まで計算の内だったかもしれない。
リングは涅槃なのだ。
白ボックス・マッチョにいいようにやられまくる青ショート・タイツ。
これ見よがしに膨らむ股間と肉感的なケツを思う存分くねらすブルー・タイツはイエスティンだ。
ボックス野郎は反則などしない。
なのに観客からブーイングの嵐を浴びている。
その理由はイエスティンの腰に巻かれたコルセットにある。
このアイテムのおかげで、イエスティンは入場した瞬間から
「負傷しつつ闘いに挑むヒーロー」という設定を会場中に認識させることに成功した。
ボックス野郎は当然のように徹底した腰狙いで攻めてくる。
コルセットに手をかければ、まるで折檻シーンだ。
若く凶暴な男が年上の男を陵辱している。
感性が鋭い客ならば、この見世物の趣旨をたちまち読み取ったことだろう。
性欲の成すがままにイエスティンを責め上げる白ボックス。
パンパンに張った若い筋肉が、成熟した筋肉を嘲笑うがごとく蹂躙する。
その手段はあくまで正当なプロレス技。
バックドロップが連打で火を噴き、フライング・ヘッドバッドが腰を粉砕する。
だが、イエスティンはどれだけ無様にやられても惨めには映らない。
腰にコルセットを巻いているから。
それは思いっきりやられに身を委ねられる免罪符だったから。
実は百戦錬磨のイエスティンにとって、白ボックスの粗削りな技は決定的なダメージにはならないのだ。
たとえあり得ない角度で逆エビを極められようとも、イエスティンはタップしない。
ただ、自分のモッコリの映り具合をひたすら気にしているだけなのだ。
一瞬の隙を突いてイエスティンは予定通り勝利する。
勝ち名乗りを受けた直後に、力尽きて倒れるパフォーマンスも忘れない。
やられてやられて、やられまくって最後に勝つ。
死力を尽くして闘いぬいた男を演じながら、イエスティンは雄汁をタイツの中に放出した。
↓動画はこちら↓
鍛え抜かれた肉体があってこそのエロ↑ダメだって~(泣)↑
↓ライアンの動画はこちら↓
5 Star Wrestling: 01/02/2018 Eddie Ryan VS Jack Swagger (Jake Hager)Eddie Ryan vs Robbie Caine - Gloucester Wrestling - June 2015↓イーライの動画はこちら↓
Pentagon Jr vs Eli Drake: IMPACT World Championship: Match in 4 | IMPACT! Highlights May 10 2018↓イエスティンの動画はこちら↓
Evolution Wrestling Heavyweight championship match Iestyn Rees vs Joseph Miller↓イエスティンの過去記事はこちら↓
「獲物にされる」
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エディー・ライアンさん、キツめにはいたショートタイツと、ライオンというキャラ付けのせいかとくに玉が目立っているのがよいです。映りによってはくっきりと2つあるのがわかります。