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レスラーズ・ハイ⑦赤と黒

今夜集合場所として指定されていたのは、某有名ホテルのパーキングだった。
黒塗りのリムジンに近づいていくと、何度か見たことのある運転手が立っていた。
僕は定期入れからオフシルバーに鈍く光るカードを出し、運転手に見せた。
運転手は無言でカードを受け取ると、手に持っていたカードリーダーに通した。
「田代誠二様ですね。」
僕が頷くと、運転手はリムジンの座席ドアを開け、軽く一礼して僕を中に促した。
車中にはすでに5人の男が座っていた。
知った顔はいない。皆無言だ。
リムジンの中では客同士が会話することは厳禁とされている。
約束の時間になり、なんの合図もなくリムジンが走り出した。
窓には特殊なコーティングが施されているのか外はまったく見えないので、どこを走っているのかはわからない。
会場に着くまでの時間はいつもまちまちだったが、だいたい60分ぐらいで着くことが多いようだ。
今日は面白くない日だったな。
僕は日中の職場でのことを思い出し陰鬱な気分になった。
思いっきり発散させてくれよ。こんな時のために高い会費を払っているんだからな。
僕は気持ちを今夜の地下プロレスマッチにシフトして、嫌なことを心から追い出そうとした。
今晩もバズーカ緒方は出るよな。
緒方の逞しい肉体、エロいやられ姿を思い浮かべると、あっという間に僕の気分は高揚していった。
スーツの下に履いている競パンの中で僕自身が硬さを増して行った。
会場での自慰行為は自由だ。
試合を見ながら競パン越しに陰茎を扱いたり、玉に刺激を与えたり、ケツの穴をいじったりしながら射精するのが、僕の会場での愉しみ方だ。
周りの連中も思い思いにオナっているので恥ずかしくはない。
緒方の射精とタイミングを合わせられたら最高だな。
早くも僕の男根はカウパー氏線液を分泌し始めている・・・・


「さあーいよいよ本日のセミ・ファイナル。バズーカ緒方vs暗黒仮面の一戦です!
華々しくTHPWに戦線布告したブラック・パイルでしたが、その先鋒として緒方に挑んだスコーピオン桐谷は、失神KOで破れ去りました。
以来、後発が途絶えたかに見えたブラック・パイルでしたが、長い沈黙を破り、今夜2人の新レスラーを再びTHPWのリングに送り込んできました。
暗黒仮面に続き、メインイベントではチャンピオン・エンペラー権田にメガ・バズーカ黒杭が挑みます。」
(望・・・頑張れよ・・・)
実況ルームで新垣裕之は、恋人のエンペラー権田に心の中でエールを送った。
今夜、解説者として新垣の隣にいるのはTHPWの支配人、佐田だった。
黒杭と通じているのでは?という疑惑がある問題の人物だ。
「佐田さん、メガ・バズーカ黒杭は、ブラック・パイルの総長の黒杭嘉右衛門氏の息子であるという情報もありますが、どうなんでしょう?」
「おや、よくご存知ですね。どちらでお聞きになったんですか?」
新垣は内心「しまった・・・」と思いながら顔には出さず、
「いや、名前が一致してますんで、会場内でそんな噂になってるんですよ。」
と素知らぬ顔で答えた。
「そうですか・・・」
佐田の眼鏡のフレームが今夜はいつにも増して細く鋭く見える。
「お察しの通り、メガ・バズーカ黒杭は黒杭嘉右衛門氏の長男です。ただし妾腹の、ですが。」
「佐田さんは詳しくご存知なんですね。」(やはりこの人は黒杭に寝返ったのか?)
「ふふふ・・・私はTHPWの支配人として、必要な情報は持っています。
公には黒杭氏には3人の娘があるだけ、となっています。しかし黒杭氏ほどの人になるとやはり、一人の奥様だけというわけにはいかないんでしょうな。羨ましい限りですが。
この長男を生んだ女性は元女子プロレスラーです。お名前はここでは申し上げられませんが、大変有名な方です。残念ながらもうお亡くなりになっているそうです。黒杭氏にとっては待望の男の子だったのですが、いかんせん妾の子、なかなかすんなり後継者、というわけにはいかなかったようですな。」
いきなりすらすらと語りだした佐田に、新垣は驚きながらも黙って聞くことにした。
「この長男が幼少の頃から格闘技に興味を持ち、またかなりの逸材だったそうなんです。柔道、空手、ボクシングなどあらゆる格闘技に習熟し、恵まれた体格と身体能力で大学から始めたアマレスでは瞬く間に五輪候補になったということです。」
「黒杭会長にそんな息子さんがおありだったとは。でも五輪出場ということになればもっと話題になっていても良さそうな気もしますが。」
「結局、五輪には出ていません。アマレスの実力は金メダル級でしたが、素行の悪さも超一流だったのです。」
佐田はふふふ、と笑った。
「当時の大学アマレス界では試合中に射精する選手が多発したそうです。ふふ・・そう、この長男、黒杭大凱(くろくいたいが)の仕業です。彼はこの時すでに地下プロレスラーとして生きることを運命づけられていたのかもしれませんな。」
佐田の話は新垣を不安にさせるのに充分だった。
(この間の急ごしらえのレスラーとは違う。メガ・バズーカ黒杭は・・・)
その時、会場から大歓声が聞こえてきた。
新垣は気を取り直し実況に集中しようとした。
「会場が熱狂しています!今やTHPWの大スター、バズーカ緒方がリング・インだーっ!」


頭からすっぽりと黒いタオルをかぶって花道を入場してきた緒方。
リングインと同時にタオルを取り去った。
短髪の野郎臭い精悍な顔立ちは、今夜はさらに眼光に威力がある。
黒いノースリーブから突き出た両腕は、ただ筋肉隆々なだけではない、強い男のオーラを放つ。
そしてダークレッドのショートタイツを着けた下半身は、それ自体が凶器であるかの如く闘う雄の色気をみなぎらせている。
緒方はリングの対角の果てをじっと見据えている。
突如パイプオルガンの音色が会場に鳴り響いた。
トッカータとフーガ。
不吉な旋律ではあるが、どこかベタなその選曲は、こちらを小馬鹿にしているようにも感じられる。
選手入場口のカーテンの向こうから現れたのは、
真っ黒な影だった。


「ついに暗黒仮面が我々の前に姿を現しました!
なんといういでたちでしょう!暗黒仮面という名のとおり全身真っ黒です!
漆黒の全身タイツ、黒いシューズ。そして黒いマスク!そのマスクにはなんとも不気味な笑みが描かれています。
それにしても全身タイツのシルエットのなんと逞しいことでしょう!
まさに微笑む筋肉の塊だーっ!」


今晩の緒方の相手、暗黒仮面が僕のすぐそばを歩いていく。
花道に接した席だと間近にレスラーが見られるからトクした気分だ。
バーズカ側ではなくてがっかりしたけど、この暗黒仮面もかなりエロいぞ。
相当なバルクマッチョだが、体つきのバランスがいい。
全タイの下にはビキニ型のサポーターを履いているらしく、ブリブリのケツにラインが浮き上がっている。歩みとともに蠢くように形を変えるケツの割れ目のなんと艶かしいことよ。
僕の横を通り過ぎる時に一瞬見えた、あの股間の盛り上がりはどうだ!
素晴らしい!
今夜はあいつと緒方がリング上で汗まみれで肉体をぶつけ合うのだ!
ああ・・・ぼくは今にも射精してしまいそうだ・・・・


「緒方、ふざけた奴が出てきたが油断するな。あいつは今までとは違うようだぞ。」
セコンドの長谷部がリング下から緒方に声をかける。
朝倉と大岩もこわばった表情でリングインしてくる暗黒仮面を見つめている。
「わかっている。あいつはなんちゃってレスラーじゃない。本物のプロレスラーだ。」
緒方のプロレスラーとしての本能が、暗黒仮面の危険さを感じ取っていた。
カーン!
死闘の幕開けを告げるゴングが鳴った。


「いよいよブラック・パイルの第2の刺客、暗黒仮面がベールを脱ぐ時がやってまいりました。
暗黒仮面、リング中央に歩み出て、そのまま仁王立ちの格好だ。
フットワークを入れながら間合いを計っている緒方と対照的です。
なにか余裕を感じさせるような暗黒仮面の堂々とした立ち姿です。
あっと!いきなり緒方のドロップキックです!助走ををつけずにいきなり飛んだーっ。
暗黒仮面、不意を突かれたか!
おっとー、暗黒仮面、微動だにしません。かなり強烈に顔面あたりにヒットしたように見えましたが、まるでなんのダメージも受けていないような様子です。
緒方、続けてローキックだ!バシッと凄い音がしました。
あっ!暗黒仮面、仁王立ちの姿勢をまったく崩しません。緒方の蹴りは効いていないのか!?
緒方もこれには戸惑っている様子です。
おっと今度は、ロープの反動を利用してー、ラリアットだーっ!
なんと!暗黒仮面、ビクともしません!
緒方、今度は後ろからタックルだ!
なんということだ!暗黒仮面これにも倒れません!
緒方の攻撃はまったく歯が立たないのかーっ!」


(なんだ、こいつ。まるで巨大な岩石を相手にしているように俺の攻撃が効かない・・・)
緒方は次第に焦りを感じ始めていた。
これまで放った技はどれも完璧に決まっているはずだった。
なのに相手にダメージを与えたという手応えが全くない。
(焦ってはだめだ。)
タイツの食い込みを直しつつ、緒方は自分の気を鎮めようとした。
「思ったより大したことないようだな。」
突然、暗黒仮面が言葉を発した。
「貴様レベルの雑魚には、坊ちゃんが相手するまでもない。この暗黒仮面が始末すれば充分だ。」
「なんだと・・・!」
(いかん、ここで挑発に乗っては・・。ブラック・パイルのことだ、どんな罠があるかもしれない。
だが、坊ちゃんって誰だ?例の黒杭の息子のことなのか?)
「もう貴様の攻撃は終わりか?それでは今度は私の番だな。」
と、言った直後、暗黒仮面が消えた・・・・!
と思った瞬間緒方は足をすくわれ、マットに仰向けに倒れていた。
暗黒仮面が目にも止まらぬ速さでしゃがむと同時に足払いをかけたのだ。
あっと思ったときには、鉛のように重い足が緒方の首に降ってきた。
「がっ!」
衝撃で一瞬呼吸が止まる。
咳き込む間もなく凄まじい力で上体を起こされ、次の瞬間には緒方は弧を描いてマットに後頭部を叩きつけられていた。
つかの間、緒方から左右上下の感覚が消えていた。
感覚が正常に戻った時には暗黒仮面に膝を抱えられ持ち上げられていた。
「貴様のようなのろまでは、私のスピードについてこれまい。」
暗黒仮面が緒方の膝を自身の膝に叩きつけた。
「ぐわぁっ!」
膝を抑えてのたうちまわる緒方の腹に、暗黒仮面は容赦のないフットスタンプを落とす。
「ごふっ・・!」
全身のあらゆるところに矢継ぎ早にダメージを受け、緒方の動きは確実に封じられていった。
(こいつは・・・やはりただの筋肉野郎じゃない・・・)
呼吸を整える間も取れないまま、緒方は再び膝を捕まえられていた。
(またニークラッシャーを食らったら、俺の膝は完全に潰されてしまう・・・)
緒方はなんとか逃れようと暗黒仮面の首を掴み頭部にパンチを浴びせた。
「ジタバタするな。今度は膝を狙っているわけではない。」
緒方のパンチをものともせず、暗黒仮面は緒方を持ち上げたままロープ際に移動した。
そしてトップロープの上に緒方を落とした。
「ぐぎゃぁっ!!!」
緒方の股間がトップロープに直撃した。
ロープのワイヤーの硬さが、緒方の急所に突き刺さるような痛みをもたらした。
「貴様はこんなふうに玉を甚振られるのが好きだと聞いている。これは私からのサービスだ。悦んでもらえるかな?」
トップロープに跨った体の緒方の方足をロープにくぐらせ、両足を掴む暗黒仮面。
緒方の上体は場外方向に頭部を向けリングの外にあり、ロープに股間を押し付けたまま両足はリング内の暗黒仮面に掴まれている格好だ。
暗黒仮面は掴んだ緒方の足をリング中央に引っ張り始めた。
「おわぁっーー!!!!」
急所がロープに押し付けられる。身をよじると今度はケツの割れ目にロープが食い込む。
硬いロープがリングに中央に向かってしなっていく。
「聞きしに勝るよがり様だな。プロレスは三流でも淫乱ぶりは超一流だな。」
「くそっ・・・・があぁ・・・おお・・・・」
まさにロープを使った電気按摩地獄に緒方の股間には早くも先走りの染みができていた・・・・


「なんということでしょう!?こんな責めは見たことがありません!緒方、脂汗を浮かべて苦しんでいます!恐るべし暗黒仮面!一体暗黒仮面とは何者なのでしょう!?」
「ではまた私が支配人としての情報を提供しましょう。彼は黒杭大凱がプロレスをするために渡米した際に、付き人として同行した黒杭組員なのです。アメリカの地下プロレス界で武者修行を積む大凱に寄り添ううち、彼も肉体的に鍛錬されていき、いつしか地下プロレスラーとしてリングに上がるようになったのです。二人はアメリカではもはや対戦相手が見つからないほど恐れられているそうですよ。一体何人のレスラーを血祭りにあげたのか・・・・ふふふ・・・」
(なんなんだこの人は、完全に黒杭側に肩入れしているみたいじゃないか・・・!?)
新垣は、隣に座る佐田に言い知れぬ嫌悪を感じながらも職務を全うしようとしていた。
「暗黒仮面もメガ・バズーカ黒杭も、なんとアメリカの地下プロレスラーであったという衝撃の経歴が明らかにされました!この残虐技もアメリカじこみなのかーっ!緒方!日本の地下プロレスの意地を見せてくれーっ!」


「さて、充分楽しんでくれたかな?私の方はいささか飽きてきたのでこのへんでやめさせてもらうよ。」
暗黒仮面は緒方の足をさらに強く引っ張った。
「ぐぅおーーーーっ!!!!」
緒方の急所はロープにグリグリと押し付けられ、タイツ越しに玉の変形具合が確認できるほどだ。
すると、暗黒仮面が緒方の両足を急に離した。
極限までテンションをかけられていたロープの反動で、緒方は人間弓矢よろしく場外に吹っ飛んだ。
客席の男たちが悲鳴を上げて散った客席に、緒方は叩きつけられるように墜落した。
パイプ椅子が散乱する中で伸びている緒方。
意識の有無を確認するためにレフェリーが場外に降りてくる。
「緒方!大丈夫か?」
「ぐぅ・・・ぐぐっ・・・・」
うつ伏せに倒れた緒方が、両腕を立てて起き上がろうとする。
レフェリーが試合続行の合図をだした。
「大輔っ!」「緒方さん!」
朝倉と大岩が駆けつける。
後方から長谷部も息を切らして走ってくる。
するとブラック・パイル側からもガラの悪い連中が走ってきた。
倒れた緒方を挟んでにらみ合いの構図だ。
突如、暗黒仮面がリングを降りてその人垣のあいだを突進してきた。
散らばったパイプ椅子を手に取ると、緒方をメッタ打ちにし始めた。
「雑魚のクセに、なかなかしぶといやつだ。あそこで失神しなかったことを後悔させてやろう。」
「があっ!ごほっ!うおあっ・・・・!」


ああ・・・今夜の試合は凄すぎる!
あの真っ黒レスラーやるなー。僕の緒方をあんな風に甚振った奴が他にいたか?
しかも、緒方が客席に落ちてくるなんて、すげー間近で緒方のケツを見ちゃったよ。
のたうつ緒方のケツ、なんてエロいんだ!
ああ・・あのケツに顔をうずめたい・・!割れ目に指を突っ込んでグリグリしたい・・・!
げっ!真っ黒レスラーが椅子攻撃だ!うわ~マジでひっぱたいてるよ!
うおー、緒方エロいー!超苦しんでんじゃん!
あーたまんねえ!もうズボン脱いじゃお。
緒方と同じ赤い競パンだよ!アシックスだよ!ハイドロCDだよ!あーたまんねー!
あっ仰向けになったぞ!
おお!緒方のチンポますます勃ってるじゃないか!?
スゲェ、スゲーよ!先走りのシミも見えるぞ!
かーっ写真撮りてー!でもカメラもスマホもケータイも持ち込み禁止だもんな~。
ああー超エロいよー!
この風景、僕の心のネガにしっかり焼き付けるからね!緒方!


「場外が大混乱しています。椅子攻撃の餌食になった緒方!防戦一方だ。暗黒仮面、ヒールの本領全開です!
両陣営のセコンドたちも一触即発といった雰囲気ですが、暗黒仮面の鬼気迫る迫力に圧倒されているようにも見えます。
あっと暗黒仮面が緒方の短髪を掴んで、あーっ!鉄柱に叩きつけた!ごんっと鈍い音が響きました。
緒方、大の字でダウンしています。あーっ流血した模様です。
おっとーっ暗黒仮面、流血した緒方の傷口にパイプ椅子でさらに攻撃を加えているー!
もうグリグリと椅子をこすりつけています!、あー夥しい流血です!
緒方、非常に苦しい情勢です!」


緒方は場外で痛めつけられながら、身体がバラバラになっていくような感覚と同時に、電流のようなエクスタシーをも感じていた。
(こいつは、強い・・・こいつは、俺より強い雄なのか・・・!?)
観客たちに、間近で自分が甚振られるのを見られている。
勃起したタイツの膨らみ、先走りのシミにも、たくさんの視線がつき刺さっているのがわかる。
朦朧としていく意識の中で、緒方はこのまま快感の濁流に飲み込まれていってしまうのもいいかも、と思い始めていた。その時、
「緒方!負けるな!」「がんばれ緒方!」「バズーカしっかりしろ!」
観客たちから緒方を応援する声が聞こえ始めた。
それは次第に大きくなり、ついには「オ・ガ・タ!オ・ガ・タ!オ・ガ・タ!」観客の大合唱になった。
(ふっ、まだここで俺が敗けるのは望まれていないらしいな・・・・)
緒方は力を振り絞り、額に押し付けられている椅子を払い除け、緒方を跨ぐように立つ暗黒仮面の急所を蹴り上げた。
「うっ・・・・!」暗黒仮面が呻いて後ずさった。
「さすがにそこは鍛えられねえよな・・・・」
緒方はエプロンを掴んでヨロヨロと立ち上がった。
「この雑魚が・・・生かしてはおけない・・・!」
急所を蹴られて、これまで冷静だった暗黒仮面が逆上したらしいことが、微笑みマスクを通して感じられる。
暗黒仮面は、まだふらつく緒方に突進すると髪を掴み、エプロンに額を打ち付けた。
「おぅわっ!」血しぶきが飛び散る。
そしてタイツの腰の部分を掴み、緒方の身体をリングに無理矢理上げた。
競パンの日焼け跡がくっきりと浮かぶ緒方の逞しい臀部が顕になる。
Tバック状態の緒方は、リングを転がりながらケツの食い込みを直す。
続いてリングに上がった暗黒仮面は怒りを全身にみなぎらせていた。
猛烈な勢いで緒方に突進すると、直されたばかりのタイツを掴んで緒方を立たせる。
再びタイツが緒方のケツに荒々しく食い込む。
「貴様は今夜で終わりだ・・・」
突如、暗黒仮面は緒方の急所を掴んだ。
「ぐわぁっ!」
万力で潰されるかのような痛みが緒方の金玉を襲う。
暗黒仮面は急所を掴んだまま緒方を担ぎ上げた。
アルゼンチン・バック・ブリーカー!
右手は緒方の急所をぐりぐりと握り、左手では乳首をつまんでいる。
「これがアメリカ地下プロレスの流儀だ。」
「おお・・・うあ・・・おあ・・・・」
暗黒仮面は急所を掴むと同時に、親指を緒方のタイツ越しのケツの穴に押し付けていた。
リング上空のカメラが、悶絶する緒方の姿を捉え、大型スクーリーンに映し出した。
まさに陵辱されるヒーローの姿だ。
暗黒仮面が緒方を担いだまま跳躍しはじめた。
どすん!暗黒仮面がリングに着地するたびに、緒方の腰、急所、アナル、乳首に凄まじい衝撃がもたらされる。
「がはっ・・・ごあっ・・・・」
緒方の悲鳴が次第に弱くなってくる。
「私にこの技を出させたのは褒めてやろう。だが、もう終いだ。」
暗黒仮面は膝を深く折ってタメをつくり、ひときわ高く飛び上がった。
「うおりゃっ!!!」
ドシーン!!!轟音とともに暗黒仮面が片膝立ちで着地した。
緒方の四肢がビキーンと硬直した。そして・・・
ドピュッ!
ついに緒方が射精した。
ザーメンが赤いタイツを伝ってドクドクと溢れ出している。
「どうした。あの決め台詞は言わなくていいのか?」
緒方は暗黒仮面の肩の上で痙攣している。
「そんな余裕はなさそうだな。」
暗黒仮面は緒方の急所と首を掴んだまま頭上高く緒方をリフトアップし、そのまま膝の上に落とした。
ゴキッ!
ベインに背骨を折られたバットマンのように、緒方が断末魔のうめき声を漏らす。
「ぐぅお・・・・」
暗黒仮面の膝の上で体を反らして痙攣する緒方。
瀕死の身体とは裏腹に、その巨根は白い雄の精を放出し続けていた。

つづく

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後輩に完敗PageTop野郎どもの合宿

Comment

またまたの長文大作ありがとうございました。早速射精させられてしまった緒方。これからどのように陵辱されるのか楽しみです。
また権田の熟年の雄がどのように描かれるか期待しています。
頑張ってください。

くわさんへ

だらだらと長い駄文を読んでいただきありがとうございます。
初の権田への声援、嬉しいです!
俺自身もだいぶ登場人物に愛着が湧いてきているところです(笑)

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