「愚かな奴め・・・・
この俺に抱かれ雄汁を注入されるのが、キサマのような雑魚にとってどれだけの僥倖か理解できないとは。
馬鹿はきらいだ。
消す。」
水に沈んだコンクリの空間は耐えがたい湿気に満たされていた。
黒杭大凱は汗ひとつない涼やかな表情で朝倉の左腕を取った。
右腕は紫色に変色し、だらーんとぶら下がっている。
黒杭に腕を折られた衝撃で、ほぼ気を失いかけている朝倉の眼は虚ろだ。
ただ、ケツだけが恐怖と絶望でピクピクと震えている。
捲れ上がった白い競パンからはみ出るケツタブが、生命の最後の一滴を主張するように、艶やかに光っていた。
「や・・・や、やめろ・・・・・」
今にも朝倉のもう片方の腕を折ろうとしていた黒杭は、壁際の暗がりから聞こえる声に目を向けた。
血だるまの緒方大輔が、這いつくばりながらもこちらに進もうとしていた。
「おまえの・・・・相手は、お、俺・・・・だ・・・・・・」
黒杭は場違いな清涼感をたたえた顔をかしげた。
「ん・・・・・?なんだ?
少し待て。
お前を犯すのはコイツを始末してからだ。」
眉一つ動かさず、掴んだ腕を膝に落とす。
ボキッ・・・・
鈍い音がエコーする。
「大悟ーーっ!!!!」
緒方が叫び、黒杭はゴミを扱うように朝倉をコンクリの床に放り捨てた。
どさっと倒れた朝倉の腕はあり得ない方向に曲がっている。
白目を向いた表情は、もはや意識がないことを物語っていた。
「大悟・・・・大悟・・・・すまん・・・・・」
緒方の血まみれの顔面に涙が混じった。
「おやおや、この男のためにお前は泣くのか?
意味不明な奴だ。
こいつはお前を裏切ったんだぞ。
お前のソ粗末なモノより俺の極マラを選ぶのはしかたないことだがな。
そうか、そんなにもこいつのケツが恋しかったのか。
涙ぐましいな。
てっきり俺にお情けを注入してもらうために地獄から帰ったのかと思っていた。」
匍匐前進する緒方の競パンは捲れ上がり、逞しいケツにギシギシと食い込んでいる。
WASE○Aのマーキングが読み取れないほど歪んでいる。
「そうだ。お前の目の前でこいつを犯してやろう。
知ってるか?こいつはいい声で鳴くぞ。
お前が聞いたこともないような声でな。」
黒杭は朝倉の髪を掴んで上体を立ち上がらせた。
膝立ちにさせられた身体は完全に脱力し、黒杭に掴まれた頭部にぶら下がっているように見える。
黒杭は髪を持っていない方の手を緒方に向かってひらひらさせた。
「ゴールドフィンガーならぬブラックフィンガーだ。」
長くしなやかで、かつ逞しい指が朝倉のケツに伸びる。
中指と人差し指が白競パンの上からケツ穴に突きたてられた。
収縮性のある競パン生地もろとも男道を掘り進む〝黒指〟。
「んああ・・・・」
「ふっ、指技に意識を取り戻すとは。
どこまでも淫乱な豚だ。」
宙を泳いでいた朝倉の眼が、やがて焦点を結んだ。
「大輔・・・・・」
緒方は血と涙と涎でぐしゃぐしゃになった顔で朝倉の視線を受け止めた。
「大悟・・・・大悟・・・・今、助けるからな・・・・・」
コンクリの床を腹這いに進む緒方の競パンは股間部分が擦り切れそうになっていた。
熱く怒張する男根は、摩擦にせいのみだろうか?
「うーむ、いいな、このシチュエーション。
キサマらが愛などという曖昧なもので結ばれているというのなら面白いぜ。
俺が現実的、かつ即物的な力でその繋がりを断ち切ってやるまでだ。」
黒杭の指の動きが激しくなった。
緩急を付けた出し入れ。
第一関節の角度が絶妙に男の核を刺激する。
「んんっ・・・・おおあ・・・・・」
朝倉が顔を歪ませて悶絶する。
競パンのみの下半身は、男の欲情を隠すすべもない。
バックが生地ごとケツに飲み込まれているために、フロントが引き伸ばされ、ビンビンに勃起した男根が完全に形を表出させている。
「緒方、見ろ。
こいつは俺の性奴隷だ。
指だけでこのよがり様だぞ。
俺もこいつのケツは知り尽くしている。
お前よりもな。」
黒杭は自分の股間を緒方に見せつけるように腰を反り返らせた。
黒いティアを透けさせそうなほど、黒杭の男根も活きり勃っていた。
全人類の男を怯ませるに違いない凶暴なマラが、ティアの光沢を伴って淫靡さを増している。
「大輔・・・・逃げろ・・・・・
コイツは人間じゃない・・・・
あ、悪魔なんだ・・・・・」
折れた両腕をブラブラさせ、黒杭の指技に悶絶しながら朝倉が言葉を振り絞る。
「大輔・・・・・・」
「大悟・・・、俺はもう、絶対にお前を離さない・・・・・・」
歯を食いしばる緒方だったが、頭と心はグシャグシャだった。
恋人を巨根一本で奪った男が、今また目の前で同じことをしようとしている。
自らもその餌食となった獰猛なマラが、目の前でドクドクと脈打っている。
俺の勃起は一体何に反応しているんだ!?
エンジの競パンが破け始めたのが男根の感覚で解かった。
ケツの食い込みが足を動かすたびに肛門を刺激する。
「だ・・・大輔・・・・に、逃げ・・・・ろ・・・・んあ・・・・」
涎を流し始めた朝倉は、黒杭の陵辱の嵐に飲み込まれようとしていた。
ただ、目だけは必死で緒方の姿を捕らえようとしていた。
黒杭は髪を持つ手を放し、立ち上がった。
ケツに差し込まれた指が鉤となって朝倉も釣り上げられた。
倒れる上体を支えた黒杭はそのまま朝倉の乳首を強く摘まんだ。
「おおあっ!!!!」
乳首がスイッチだったかのように朝倉が射精した。
全身の痙攣を伴った長い射精が止まった時、朝倉の首がガクッと堕ちた。
ボタボタと滴り落ちるザーメンを見て、緒方は強烈な既視感に捕われていた。
またしても目の前で犯られてしまった・・・・・
また助けられなかった・・・・・
凄まじい無力感に、緒方は気を失いそうになった。
(だめだ・・・・ここで倒れたら・・・・・こいつを・・・・・黒杭を・・・・・許せねえ・・・・・・)
緒方を現実に繋ぎとめるのは黒杭への憎悪のみだった。
朝倉は再び放り捨てられ、小便に沈む権田に重なって倒れた。
「さて・・・・、お待たせしました。
次はお前を犯ってやる。
もちろん指なんかじゃなくて、これを使ってやるぜ。」
黒競パンの上から巨大なモッコリを撫でさする黒杭。
緒方の競パンを後ろから掴むと、グッと引っ張った。
エンジ競パンがケツにあらかた食い込み、ケツ穴を締め付けた。
パシッ
黒杭は逞しいケツタブに一発平手打ちをした。
「うーん、ケツは良くなってるな。
前よりデカいし形もいい。
これは犯りがいがあるぜ。
プロレスはいまひとつだったがな。」
緒方は絶体絶命の状況にも一向に衰えない自分の勃起男根に戸惑っていた。
(俺は犯されたいのか・・・・・?)
ケツに食い込む競パンの刺激が、思考を散漫にさせて自分が掴めない。
黒杭は緒方の腰を抱えて立ち上がらせた。
身体を反転させ、ベアハッグを完成させた。
交差させた腕は緒方の競パンを掴み、Tバック状になったスピードを一層ケツに食い込ませる。
「競パン越しの兜合わせは最高にエロいだろ?」
「おああっ・・・」
悪夢に何度も現れ、緒方を苛み続けた悪魔の男根が、今2枚の薄い競パン生地越しに自分のマラと接触している。
男根の熱さと腰への強烈な圧迫で、緒方はエビ反りになって悶えた。
「おらおらっ!」
黒杭が身体を揺さぶるたびに男根が擦れる。
(く・・・くそ・・・んああっ・・・・・い・・・イッテたまるか・・・・おあ・・・・・・)
心とは裏腹に、緒方の身体は限界を超えていた。
射精と失神の時ははすぐそこまでやってきていた。
「そこまでじゃ。」
突如響き渡る声。
黒杭が目を向けると、3人の男が立っていた。
二人はウェットスーツ姿。
中心の男はグリーンの競パンだった。
顔は3人とも老人。
だが、競パンの男の身体は筋肉がパンパンに張っていた。
「ここは勝負の場ではない。
・・・・・・息子よ・・・・・・」
競パンの老人が言った。
つづく
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