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レスラーズ・ハイⅡ ⑫

「な、なぜそれを・・・・・!?」
向井の声はこころなしか震えていた。
「それ?あー、チンポ固めのこと?」
不破は幾何学模様の坊主頭をツルッと撫でた。
「お巡りさーん、極道のリサーチ能力を舐めちゃいけないよ。
人生の裏ストーリーが大好きなのはケーサツだけじゃないって。
ホント、アンタらと俺らって共通点多いよね。
蛇の道は海老ってか?ヒヒヒヒ!」
(エビじゃねえ・・・・・)
ツッコミを心の中でつぶやいた向井の顔面は蒼白だった。
「ユウマ君だっけ?アンタにチンコ咥えさせたの。すげーよな。天下の向井様に口内射精って。
あいつは今家業の土産物屋継いでるってさ。ガキも何人かいるらしいよ。
ものすごい偉業を成し遂げたってのに、なんか勿体ないな~。」
ビキニラインの際をぼりぼりと掻きながら不破が嗤う。
「お巡りさんもイロイロあったね~。
まあ今のアンタの姿見たら、誰だってそう思うだろうけど。
なんかあったヒトなんだろうって。ヒヒヒヒ。」
「ふ・・・・ふざけるな!このチンピラ風情が!」
蒼かった顔が真っ赤になる向井。
ビキニタイツ一丁で公務に就いてきた自分。
それは思い描いたヒーローの姿そのものだった。
股間を逞しく膨らませた筋骨隆々の男。
己の強靭な肉体を手段として悪を成敗するという、これ以上ないほどの〝男らしい〟生き方。
それをこのチンピラはせせら笑うというのか。
絶対に許さない。
急所の痛みが治まらいまま、向井は瞬間移動しようと両足に力を込めた。
「おっと!」
まさにマットを蹴ろうとした瞬間、不破の足払いが向井を倒した。
そして思いがけない速い動きで向井を股裂きに捕らえた。
「ぐっ!」
「まあ慌てないで、俺にその格好いいパンツをゆっくり拝ませてくれよ。」
不破の両足が向井の片足をギッチリとホールドし、タトゥーのある太い腕がもう片方の足を抱えている。
常人よりはるかに身体が柔らかい向井の股関節が可動領域を超えて広げられていく。
「んぐっ!」
「おー、いい眺めだ。お巡りさんの大股開きー!すっげーエロいぜ!」
向井は上半身を激しく動かして技から逃れようとするが、股裂きはビクともしない。
不破は向井の睾丸とケツ筋の中間の部分のタイツを掴むとぐーっと引っ張った。
ネイビータイツにホールドされていた金玉が解放される。
「おおっ!よく伸びるタイツだ。パセリのとこで作ったろ?」
不破が手を放すとピシャッと音を立ててタイツが戻り、収まり損ねた陰毛がはみ出た。
「ヒヒヒッ、はみ出しお巡りのできあがりー!」
「ぬおーっ!ぐはっ!」
股関節の痛みが激しくなり、向井の額に脂汗がにじむ。
不破が御開帳の股間にそっと手を置く。
「お巡りさん、すっげー勃ってるし。」
ゴツイ掌が玉から竿へと撫で上がっていく。
盛り上がりの頂点をなす亀頭の形を確かめるようにじっとりと撫でまわし、再び下方へ手が下がっていく。
「俺はさー、ケーサツが大っ嫌いなんだよ。でもさ、大好きでもあるんだよね。」
再び玉に戻った手が、ふいにはみ出した陰毛を一本プチッと抜く。
「おあっ」
思わず声を上げる向井を濁った眼で見据える不破。
「ケーサツってさ、エロいよね。」



夜の校舎の窓ガラスを割り、盗んだバイクで走っていたあの頃。
不破の十代はちっぽけな反抗だけが自己主張の手段だった。
家が地元の名士だったため、逮捕こそされなかったが警察の世話になることはしょっちゅうだった。
そう、世話になったのだ。
何度も捕まったせいで、地元の派出所勤務の警官とは顔見知りのようになってしまっていた。
その中のひとりの逞しく若い警官は不破の〝男の素質〟を見抜いてた。
「俺は学生時代、レスリング部の主将だったんだ。」
深夜の拘置部屋で、警官は征服を脱ぎながら不破に話した。
「レスリングの吊りパン、シングレットっていうんだが、お前知ってるか?
試合の時選手があの下になにを穿いてるか解かるか?
普通の下着は禁止されているんだ。
海外だとケツ割れサポーターが主流なんだが、あ、ケツ割れは知らないか?
まあいい。
日本の選手はまず水泳の競泳パンツを穿いていることがほとんどなんだぜ。
知らなかったろ?」
警官がズボンを下すと、そこには青地に白いストライプの競泳パンツが現れた。
「シングレットに浮き上がる競パンのライン、これがエロくてな。
俺は試合中いつも勃起していたよ。
まあそんなことは珍しいことじゃない。
若けりゃ誰だってすぐ勃つしな。
だけどな、おれは大学最後の試合で興奮しすぎて射精しちまったんだ。」
不破は反抗的な目つきで警官を睨んでいたが、警官の股間から視線を外すためにあえてそうしていることに本人も気付いていなかった。
「おかげで俺は内定していたデンツー入社がパー。
先輩のコネで警官になったってわけさ。
まあデンツーは激務らしいし、こっちも忙しいことには変わりないけどこんな愉しみもあるからいいかって。」
競パン一丁の警官が不破に近づいてくる。
さすが元レスリング部、パーツが際立った猛々しい筋肉をしている。
「コージ、お前が問題を起こすのは俺にしょっ引かれたいからだろ?
わかっているんだぜ。
お前のケツ、いつも俺を誘っているよな。
薄手のスウェットにビキニのラインがくっきりだもんな。
たまんねえぜ。」
警官はパイプ椅子に座った不破のスウェットパンツを一気にずり下した。
不破は勢いで椅子から転げ落ちた。
「おーっ、いいビキニじゃんか。
海外製だろ。通販か?
スポーツインナー用だな。それは。」
黒い超ビキニで床に尻餅をついている不破。
競パン姿で自分に迫ってくる警官にすさまじい嫌悪を感じながらも、股間が熱く疼くのを止めることはできなかった。
「コージ、俺がレスリングを教えてやるよ・・・・・」



股裂きを外した不破がエルボードロップを向井の内股に落とす。
「がはっ!」
拷問ストレッチによって限界以上に伸ばされていた筋肉が新たな衝撃に悲鳴を上げる。
エルボーの嵐が向井の内股を破壊していく。
リングでのたうつネイビーのショートタイツのPOLICEMANの黄色いロゴがモニターに大写しにされた。


「いやー、形勢は一気に不破優位に傾いていますねー。
ポリスマン向井がこれほどピンチに陥るのは珍しい!」
「どうやら不破選手は向井選手の古傷を熟知しているようですね。
準備を怠らなかった黒杭側の作戦が功を奏したということじゃないでしょうか。
まあ向井にしてみれば不破との対戦自体想定外ですから、準備のしようがないですけど。」
「あーっと!
不破が向井の髪を掴んで立ち上がらせました。
バックを取ってー、おおーっ!
投げっぱなしジャーマンだーーーっ!!!!
ああっ危険な角度で極まりましたーっ!」
「これは危ないですね。
向井選手は受け身を取り損ねましたよ。」
「これは相当なダメージを被ったか!
ポリスマン向井、絶体絶命です。
ああああっ!
不破がまたしてもバックを取って、これは連続ジャーマンを狙っているのか!?
おおおおおおっ!
投げっぱなしがーっ!
再び向井の後頭部をリングに叩き付けたーっ!
こ、これはヤバイぞーっ!」


ジャーマンの勢いで反転した向井はうつ伏せでダウンしていた。
立ち上がろうと両足がもがくたびに、ショートタイツがケツに食い込んでいく。
勃起しきった股間がマットに擦れて一層熱くなる。
「俺に一番最初にレスリングを仕込んだのはケーサツなんだぜ。
皮肉なもんだろ?」
不破がトドメを刺さんと近付いてくる。
白タイツの股間はどす黒いマラが透けそうなほど盛り上がっている。
「さあ、これでオネンネだ。
その後たっぷりとお巡りさんの身体を味わわせてもらおっかな。」
髪を捕まれスタンディングした向井の表情は朦朧としている。
不破が向井の腰に手を回した。
すると向井がその手をパッっと払うと、素早くバックに回って不破を突き飛ばした。
不意を突かれた不破は前方のロープに倒れ込んで反動で跳ね返された。
その背中にドロップキック!
再びロープに跳ね返された不破を今度はスリーパーに捕らえる向井。
「随分調子に乗ってるじゃねえか!お?ヤク中野郎がよ!」
「んぐぐ・・・・」
向井の腕には血管が浮き、渾身の力で締め上げているのが解かる。
同じ轍を踏間ないよう、下半身の密着を避けて微妙に半身になっている。
「茶番は終わりだ!キサマを逮捕する!」
「ぐぎい・・・・!」
不破の白タイツの股間が完全に透け始めた。
夥しい我慢汁が分泌されているのだ。
もはや潮吹きか!?
不破がエルボーを向井の脇腹に叩き込む。
「ぐっ!」
なおも力を緩めず占め続ける向井。
顔面を真っ赤に鬱血させた不破が必死でエルボーを繰り出す。
脇の痛みに耐え、スリーパーを離さない向井。
3発目の肘が向井のアバラを直撃した。
「う・・・!」
たまらず腕を緩めた向井。
すかさずバックに回った不破は向井の髪を掴んで背後から引っ張った。
のけぞった向井の顔面に顔を近付ける不破。
「俺のモノになれ。お巡りさん。」
不破は向井に接吻した。
無精ひげの口元がゾリゾリと向井の口をこじ開け、舌が巨大なナメクジの様に口内を這いずり回った。
「んぐぐ・・・・・」
向井の全身が脱力していった。
不破のゴツイ指先が乳首をつまむ。
ビクッ
向井の感度に気をよくした手は、さらに下半身へと移動する。
口を塞がれた向井の眼から涙が溢れる。
昔、こんなシチュエーションの小説を読んだ・・・・・
向井の極限状態の脳みそは、様々な記憶の断片を掘り起こし、ひとつの光景を浮かび上がらせた。
連続殺人犯の罠に捕らえられた刑事が、ゲイである犯人に拷問されたあげく接吻される。
刑事は恐怖のあまり失禁する・・・・
新宿鯖だったか・・・・
(サバじゃねえ・・・・・)
空しいツッコミを胸の内で呟いて、向井は怒涛の恍惚に抗おうともがいていた。



つづく
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Comment

いつもギンギンで読ませてもらってます!次回も楽しみ!!

かいさんへ

良かったっす!
誰も勃起しなかったら悲しいですから(笑)

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