「大悟ーーーーーっ!!!!!」
有刺鉄線にがんじがらめに絡め取られながら、緒方は必死で朝倉を助けに行こうとしていた。
体中が引き裂かれた血だるまの筋肉男がもがいている。
「緒方さん、エロいよ~。もっと苦しんでくれよ~」
不破がいつの間にか軍手をつけ、まるで有刺鉄線の網に捉えられた昆虫を弄ぶ童子のように、緒方の脱出を阻んでいた。
リングの向こうから、暗黒仮面とスコーピオン桐谷が近づいてくる。
まさに絶体絶命のピンチが訪れていた。
「あんたらも今日で終わりだな。」
不破がサディスティックな笑みを浮かべ、緒方の全身を舐め回すように見ていた。
「くそっ・・・・」
緒方は、これから自分に襲いかかるであろう残虐な責めを予感しつつも、リング上の朝倉を救出するために必死にあがき続けるのだった。
朝倉は、タイツを掴まれ持ち上げられた臀部に、熱い棒のようなものが押し当てられたのを感じていた。
その棒は、タイツが食い込んだケツの割れ目を撫でるように動いている。
「朝倉大悟・・・良い名だ。欲情させる名だ・・・」
熱棒の上の方から、低く澄んだ声が降ってきた。
メガ・バズーカ黒杭の声を初めて至近距離で聞き、朝倉の腕に鳥肌が立った。
すぐさま肉棒からケツを引き離そうとしたが、恐ろしい力で髪を掴まれていて身動きがとれない。
「このケツ・・・まるで古の芸術家が掘り上げた作品のようだ。しかし、この芸術品は単体ではその真価は発揮できない。対になる作品があって初めて完成するのだ。それがこの俺の暴れ棒なのだ。」
若々しくも妙に落ち着き払った声が、ケツを撫でる感触とともに朝倉を幻惑に誘いそうになる。
「な、なにを訳のわからないことを言ってるんだ!キサマなんかに犯られてたまるか!」
朝倉は必死で身をよじった。だが黒杭の力は尋常ではなく、もがけばもがくほど男根がケツに強く押し付けられる気がしていた。
「良い感じだ。抵抗する者を征服するほうが楽しみが増すものだ。だが、もう少しおとなしくしてもらおうかな。」
黒杭は、朝倉を髪を掴んだまま強引に立ち上がらせると首に腕を回し、いきなり逆落としに投げつけた。
「あがっ・・・・」
頭部がリングに叩きつけられ、自分の全体重で首が捻じ曲げられた。
(ぐぐ・・・畜生・・・効いたぜ・・・なんてパワーだ・・・・)
深刻なダメージを負ってしまった朝倉を、黒杭はまたしてもタイツを掴んで立ち上がらせる。
そしてフルネルソンに朝倉を捕らえ、巨根をケツに押し付けた。
再び首に加えられる責めと、ありえない大きさと熱さの男根がケツに与える感触で、朝倉の意識は混沌の縁に漂い始めていた。
「少しは行儀よくできるようになったかな。心配するな。俺は気に入った男を雑に扱うようなことはしない。朝倉・・・
、いや、大吾と呼ばせてもらおう。大悟・・天国に連れて行ってあげよう。」
「や、やめろっ」
突然、大悟と呼ばれて、朝倉の神経が逆立った。
「俺を名前で呼んでいいのは大輔だけだ!」
「あんな粗末なモノの持ち主のどこがいいのだ。この俺の味を知ったらあんな男の事はどうでも良くなるだろう。大悟・・・」
黒杭はフルネルソンの片腕を外し、朝倉の食い込んだタイツをずらすと、いよいよ巨根の先端をケツ穴に押し当てた。
豊満なケツたぶを黒大蛇が分け入っていく。
「くそっ!キサマなんかに1ミリだって入れさせるものかっ!」
朝倉は大殿筋に最大限の力を込めた。競パンの日焼け跡が白いケツの筋肉が盛り上がっていく。
「起承転ケツ!!!!」
朝倉の必殺技がアナコンダに牙を剥いた。
リング下では有刺鉄線に絡め取られた緒方が、不破、暗黒仮面、桐谷の3人に囲まれていた。
「どう料理してやるかな。」
暗黒仮面が憎々しげにつぶやく。
「おいおい、俺の玩具なんだから使い物にならないようにしてくれよ。」
ニヤケ顔の不破が金髪を揺らす。
「知るかっ!」
桐谷が釘バットで緒方の股間を突いた。
「うっ・・・」
それを合図に公開リンチの幕が開いた。
暗黒仮面がパイプ椅子を脳天に打ち付ける。
身動きできない緒方の腹に急所に桐谷のパンチが雨あられと降り注ぐ。
ボロボロのタイツを纏っただけの筋肉野郎が集団暴行を受けてのたうっている。
「私は3日前から入浴を絶っていたのだ。」
暗黒仮面が緒方の短髪を掴むと、自分の股間に顔面を押し付けた。
「どうだ、男の臭いがたっぷりするだろう?」
迷彩のロングタイツが緒方の血と涎でベトベトになり、勃起した男根が薄いタイツにくっきりと浮かび上がっている。
「おら!しっかり奉仕しろよ!」
暗黒仮面はタイツをずり下げるといきり立った男根を取り出し、顎を掴んで無理矢理開かせた緒方の口にねじ込んだ。
「おー!いいぜー!桐谷の行っていた通り、お前の口マンは最高だな。ああイくぞ・・・うっ・・・!」
暗黒仮面が男根を口から引き抜くと、緒方の口から大量のザーメンが溢れ出た。
「な?いいだろ?よし、次は俺の番だ。」
桐谷がトランクスから男根を出そうとしていると、
「後でゆっくりやれよ。それより大凱さんのショータイムが始まるぜ。」
不破がリング上を指す。
メガ・バズーカ黒杭がフルネルソンに捕えた朝倉にバックから挿入しようとしている。
「坊ちゃん・・・お楽しみですね。」
タイツに男根を仕舞い、位置を整えながら、暗黒仮面がリング上を微笑ましそうに眺めた。
朝倉がケツに力をいれて黒杭の挿入を拒んでいるようだが、黒杭はそんな状況を楽しんでいるかのようだ。
「あんたの相方もヤバい感じだぜ。よく見とけよ。」
緒方は立ち上がらされると、リングの方を向かされた。
「大悟・・・・」
血まみれの緒方の眼に、犯されまいと必死で抵抗している朝倉の姿が飛び込んできた。
「大悟ーーー!!!」
有刺鉄線を振り切って飛びだそうとする緒方を、桐谷の釘バットが殴り対した。
「ったく、おとなしく鑑賞しろよ。」
暗黒仮面と桐谷は、緒方の首に有刺鉄線を巻くと、左右両側からそれぞれ引っ張る形の配置で立つ。
「動くと、益々首が締まるぞ。」
なおも脱出しようと身をよじる緒方の喉に、有刺鉄線が突き刺さる。
「ゲホッ・・うぐ・・・」
涙目になって咳き込む緒方の2、3m先では朝倉と黒杭のケツ穴をめぐる攻防が続いていた。
『起承転ケツ』、大殿筋の力でアナルに侵入しようとする男根を万力のように締め上げる・・・朝倉の必殺技はこれまで何人もの地下レスラーを昇天させてきた。
この技に持ち込むために、朝倉の臀部は必要以上にエロく発達したのかもしれない。
毒蛇をフェロモンで誘い込み、入口でパクッと食いつく巨大な食虫植物のように。
そして今、黒杭の極太アナコンダを捕えた朝倉のケツは、フルパワーで大蛇の首を締め付けていた。
「どうだ、これ以上入れることも抜くこともできまい。このままイってしまえ!」
圧迫とともに微妙な動きを加える朝倉のケツ。
「うーん、いいぞー。とても心地よい。」
「なんだと!?」
亀頭の痛みに苦しんでいるかと思われた黒杭は、むしろ恍惚とした表情を浮かべている。
そして大殿筋に挟まれた亀頭が、あろうことかさらに硬さと大きさを増してきた。
「う・・・どういうチンポだよ・・・」
焦りを感じ始めた朝倉の耳元で、若く逞しいバリトンが囁く。
「大悟、そろそろ入れるよ。」
ふいにフルネルソンを解いた黒杭は、朝倉の腰に両腕を回しそのまま持ち上げた。
朝倉のケツから亀頭の先端が難なく抜ける。
「え・・・?」
そして膝を立てるとアトミック・ドロップの要領で朝倉の腰を垂直に落とした。
ただし、膝の上ではなく、巨大な肉棒の先端がケツに突き刺さるように。
グサッ
コチコチの男根の先端が、アナルの入口に達していた。
「絶対、入れさせねえ・・・」
朝倉はケツ穴に全神経を集中させた。
「大悟は強情なんだな。」
黒杭の『挿入のためのアトミックドロップ』が幾度も幾度も朝倉のケツを襲った。
(あ、ああ・・・ケツの感覚が無くなっていく・・・大輔・・・助けてくれ・・・)
「大悟ーーー!!!!」
朝倉のピンチを目の当たりにして、緒方は有刺鉄線が首に突き刺さるのも厭わず、リングサイドにすがりついた。
「おとなしくしろよ!」
暗黒仮面と桐谷が有刺鉄線を引き、緒方の身体は後方に倒された。
不破のリングシューズが、顔面を踏みつける。
「あんたも犯してやるよ。」
再び有刺鉄線が引っ張られ、上体を起こされた緒方は、そのまま前のめりに倒れ込んだ。
ケツを突き出す形で這い蹲る緒方。
迷彩ボックスの股間をさすりながら不破が舌なめずりをする。
突然、首の束縛が解けた。
有刺鉄線の片方が切れている。
「緒方さん!早く朝倉さんを助けて!」
大岩が針金バサミで有刺鉄線を切断していた。
「この野郎!」
桐谷たちが、大岩に襲いかかる。
すると青い競泳パンツの男が大岩をかばうように立ちはだかった。
「この人は、観客だ。客に手を出したら地下プロレスから永久追放だぞ!」
大岩が叫んだ。
「くっ・・・」
一瞬怯んだ暗黒仮面と桐谷の背後から、緒方が有刺鉄線の巻き付いた腕でダブルラリアットをぶちかました。
前方に吹っ飛ばされた桐谷は「あわわ・・・」と慌てふためいて逃げ出した。
振り返った暗黒仮面の顔面に緒方のハイキックが炸裂した。
横に倒れた暗黒仮面は、リングサイドに頭をしたたかに打ち付けダウンした。
身体にまとわりつく有刺鉄線を取り除きながら緒方はリングに這い上がろうとした。
「おっと、そうはいかねえぜ!」
不破の腕が背後から緒方の首に巻き付く。
「ほら、あんたの相方の抵抗も限界みたいだ。」
リング上では、十数発目かのアトミックドロップが振り下ろされようとしていた・・
「だいぶほぐれてきたな。これで最後だ。」
黒杭は朝倉を高々と持ち上げると、巨根の先端にケツを振り下ろした。
メリッ!!!
「ぎゃーっ!!!!!」
固く閉ざされていた朝倉のケツ穴が、ついに黒杭の逆杭打ちの前に貫通を許してしまった。
メリメリ・・・
ローションもないのに、黒杭の粘着質のカウパー氏線液が巨根を穴の奥深くまで導いていく。
朝倉は自分がケツから串刺しにされていくような感覚を味わっていた。
そして黒い杭の先端はとうとう、朝倉の中心、絶大な陶酔の源に達してしまった。
朝倉の脳内でビッグバンが起きていた。
真っ白な閃光と深淵な闇が、交互に視界を支配した。
「あう・・・・」
朝倉は射精した。
大量のザーメンが、青いタイツの股間の隆起の先端から溢れ出した。
半開きの口から涎が、そして虚ろな目からは涙が溢れていた。
「大悟・・・・!?」
不破にスリーパーに捉えられていた緒方は、朝倉が串刺しにされ、射精する光景に衝撃を受けていた。
緒方の中で、大切な何かが木端微塵に砕け散った。
黒杭にケツを差し貫かれ痙攣する朝倉の姿に、屈辱感が激流のように緒方を飲み込んだ。
緒方は射精した。
「おやおや緒方さんもう出しちゃったんすか?俺が抜いてやろうと思ってたのに~。」
不破の声ももはや緒方には聞こえていなかった。
黒杭に凌辱された朝倉、それを見て果てた緒方もまた、黒杭に犯されたと言えるかもしれない。
THPW正規軍のダブル射精で、ブラックパイル軍の勝利が一層濃厚になった。
黒杭組長の高笑いが、会場中にこだましているかのようだった。
つづく
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