ガチムチ・マスクマン、マックスの前に、強大な敵が立ちはだかる。
ナイトメア・ジェレミアスはこれまで相手にしてきたどんなヒールよりも難敵だ。
「マックス、ナイチメアと闘うのはやめろ。奴は・・・・危険すぎる・・・・・。」
周りの人間は皆、そうマックスに忠告した。
だが・・・
「俺は町のヒーローなんだ。
ヒールを野放しにはしておけない。
キッズたちのために・・・・・」
正義の白マスクは地獄のリングに上がった。
すでにハード・コア・タイトル王者となっていたナイトメアとの対戦は、
趣向を凝らしたタイトル・マッチとなった。
三本勝負の一本目は、”フォール・カウント・エニウェアー・マッチ”。
リングの内外を問わず、会場の中どこでフォールしてもいいというルールだった。
当然、試合の流れは場外でのラフ・ファイト中心となっていった。
場外乱闘はヒールであるナイトメアの真骨頂だ。
狭いスペースで得意のスピード殺法を封じられたマックスは劣勢に立たされていった。
無様に嬲られる姿を間近で観客に見られても、マックスは反撃の糸口を見出すことが出来ないでいた。
「マックスーっ!頑張ってーっ!」
キッズの悲鳴にも似た声援がホールにこだました。
以外?にも、マックスが仕留められたのはリングの上だった。
正当なプロレス技でスリー・カウントを取ることで、ナイトメアはマックスのプライドを粉々に砕いたのだった。
ほぼいいところが無いままに一本目を落としたヒーローに、観客は落胆のため息を吐く。
「だけどここからがマックスの見せ場だ。
セオリーからすれば二本目はマックスの復活が見られるはず!」
正義の勝利を信じて疑わない観客たちは期待した。
試合は”ラストマン・スタンディング・マッチ”に突入していた。
3カウント・フォール形式ではなく、10カウント・ダウンで試合が決する。
ただし、凶器の使用は自由・・・・・
すぐさまパイプ椅子での殴り合いが始まる。
後がないマックスは慣れないイス攻撃に果敢に挑むが・・・・
やはりこの手の戦法ではナイトメアに一日の長(?)がある。
観客はまたしてもリングに這いつくばる純白のタイツを目にするのだった。
場外での虐めも苛烈を極めていった。
オーバーオールの大男が白いビキニブリーフの男を甚振り倒す。
「ぐは・・・っ」「んぬお・・・」「ああっ・・」
観客の目の前で白パンツの逞しい男が大男の責めに声を漏らす。
男の筋肉が、肉体が、縺れ合いぶつかり合う。
盛大に立ち上る雄臭。
「こ、これは・・・・一体何の見世物なんだ?
一体、自分は何を見に来たのだ・・・・・!?」
観客たちは次第に倒錯した世界に巻き込まれていく。
「キッズたちを・・・・会場から出さなくては・・・・!」
大人たちが性的な気配に焦り始めた頃、ようやくヒーローの反撃が始まった。
類稀なる身体能力を駆使して、マックスの華麗な技が次々と決まる。
「ナイトメア、貴様の天下は終わりだ!
俺が終わらせる!」
マックスはナイトメアを椅子に座らせると、その髪をハサミでバッサリと切り取った。
「みんな見ろ!
このヒール野郎の無様な姿を!
悪は決して栄えない。
力が正義ではない、正義が力だ!(パクリ)」
やんやと湧く会場中のキッズたち。
しかし、マックスはまず試合を終わらせておくべきだったのだ。
ヒールはまだパワーを残していたのだから・・・・
髪を切られて逆上したナイトメアが狂気のイス攻撃を開始した。
忖度無しのマジ折檻に、白タイツのヒーローが破壊されていく。
肉体労働者の逞しい筋肉に硬いパイプがのめり込む。
嵐のように振り下ろされる鉄槌にのたうち回るパンツ一丁の男。
腋が、乳首が、日常では見ることのない雄のオーラを放ち始める。
そして・・・股間が・・・
白いビキニパンツに覆われたその部分が、もう雄の性を解き放つがごとく卑猥に蠢く。
ケツに深く刻まれたスジさえも、人間が生殖によって繁栄してきたのだと思い知らせてくる。
(実際には雄の崇高なまぐわいは生命を創造しないが。)
スポット・ライトに照らし出されたリングは加虐的な、あるいは嗜虐的な興奮を煽るステージと化していた。
瀕死のマックスはパイプ椅子の上にパワーボムで投げ捨てられた。
そのボロ雑巾ぶりがヒーローの最後としてあまりにショッキングで、エロかった・・・・
凶器が介在したとは言え、またしても正当なプロレス技でトドメを刺されたマックス。
股間の膨らみを隠すことさえできず大の字で10カウントを聞く惨めなヒーロー。
記号のようなヒールにストレートで敗れるとは・・・・!
この救いのない結末は観客達に衝撃を与えるとともに、ある気付きをもたらした。
プロレスにおける”悪”とは、”エロ”だ・・・・・
本来スポーツにカテゴライズされるはずのプロレス。
それが”悪”によって性的ショーに変えられてしまう。
「そう、わかってきたじゃねえか!」
自らの勃起男根を見下ろして当惑する大人たちにナイトメアの声が降ってきた。
「プロレスはガキの見るもんじゃねえ。
だが、ムズコを男にしたいんだったら連れてくるのも手かもな。」
キッズたちが泣き叫ぶ中、極悪ヒールの真の目的が果たされることになる・・・・
もはや反失神状態のマックスが絞首刑に処される。
身も蓋もない敗北劇を観客に見せつけられ、ヒーローのリビドーは制御不能になった。
霞んだ視界に自分を見つめるキッズたちの泣き顔が映る。
(た・・・たのむ・・・
俺を・・・・俺を見ないでくれ・・・・・!)
マックスの男根は限界を超えて勃起していた。
ダークサイドに堕ちたヒーローは昇天寸前だったのだ。
自分に降り注がれる視線たち。
ナイトメアの股間の熱が背中に感じられる。
首に巻き付けられたチェーンに一際力がこもった。
自分より強い男の力・・・・・
(だめだ・・・・・イクッ!)
稲妻のような快感が全身を貫き、しばしの痙攣の後マックスは意識を失った。
「おー、盛大にぶっ放したな!
みんな見たか?
これが悪のパワーに屈した男の姿だ。」
失神射精した正義のマスクマンは死体袋に入れられた。
「ヒーローもこうなると死んだようなもんだろ?」
完全に性的モードにシフトした大人たちと、口をパクつかせて放心状態のキッズたちの目の前で、ヒーローの「処理」が完了する。
「コイツはお持ち帰りするのさ。
だって俺はまだイってないしな。
がはははっ!」
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首、鍛えなきゃね
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マジ、ヤバイっすよ!