高校総合格闘技選手権の全国大会に、俺は競泳パンツを穿いて出場した。
予選では皆と同じようなスパッツを着けていたが、晴れの舞台では自分が一番燃える恰好で闘いたかったんだ。
ルールでは身体に密着するようなウェアと規定されているのみで、形状は特に指定されていない。
モノがくっきりと浮き上ったビキニ競パンに、審判や会場の人々はだいぶ戸惑っていたようだが、結局試合は予定通り行われた。
俺は股間のVラインをキリリと引き締めるビキニパンツこそ、男の闘いに一番適していると思っている。
思惑通り、俺のファイトはいつも以上にキレキレに冴えていた。
順調に勝ち進み、とうとう決勝戦。
股間のモッコリを強調して闘う解放感に俺は酔いしれていた。
計算違いはフィニッシュの腕ヒシギを決めた時に起こった。
技を逃れようともがく対戦相手の腕が、股間を摩擦して絶妙な刺激となったんだ。
若い俺のイチモツはたちまち反応して痛いほど勃起した。
前布を切り取った競パンの生地越しに、逞しい腕の感触が不規則な波動となってモノを摩擦する。
ぐっ!もう我慢出来ねえ!
俺は多くの人が見ている目の前で盛大にぶっ放しちまったんだ。
射精と同時に相手はギヴアップした。
だが、俺は反則負けとなり高校格闘界を追われる羽目となった。
今では地下プロレスで活躍中だぜ!
ダイゴの野郎、海外修行から帰ってきたと思ったら、またえらくイヤラしいパンツで出てきやがった。
あっちの外人選手からもらったんだろう。
ほとんど裸みたいな露出度じゃねえか。
モノの形までくっきりだ。
男が人前でする恰好じゃねえだろう。
気に入らねえ。
おいおい、ケツにパンツが食い込み過ぎだろ。
褌かよ。
コイツのケツ、やけにヤラシイな。
そんな声出すなよ。
変な気分になってくるじゃねえか。
ほら、俺のも硬くなっちまった。
観客にバレてないかな。
くそ!コイツのせいでとんだ大恥だ。
「せ、先輩・・・・すげー・・・・・・」
がっ!?
な、なんだコイツ?
そんな目で俺を見るなよ!
こうなったらさっさと試合を終わらせるぜ。
ダイゴ、控室で覚えておけよ!
ふざけた態度をとりやがって、たっぷり絞ってやる
おい!ちょっとコイツにヤキいれるからドアは閉めておけ!
俺がいいっていうまで誰も入れるなよ!
さて、この野郎の根性を叩きなおしてやるぜ。
「とりあえずしゃぶれ。」
「ウッス!先輩!」
↓元ネタはこちら↓
エロ黎明期MMAファイターとの男の勝負。
俺はプロレスラーとして絶対敗けねえ!
お互いシューズもニーパッドも着けずパンツ一丁の闘い。
より強い肉体の者が勝つ。
俺は奴の打撃技に倒されながらも、何度も立ち上がった。
プロレスラーは相手の技を受け、傷ついた肉体でなおも闘う姿を見せるものだ。
だが、奴の渾身の掌底を食らった時、俺の脳裏に敗北の二文字がよぎった。
プロレスを否定する奴は、俺を最も屈辱的に葬る術を知っていた。
ジャーマン・スープレックス。
MMAファイターにプロレス技で倒されるプロレスラー。
両腕をホールドされ、受け身を取れない俺の脳天はマットにしたたかに打ち付けられた。
想像すらしなかった無様な結末に、俺はこれまでの人生で最も激しい射精をした。
プロレスラーとして、男として、これ以上無いほど完璧に敗けたのだ。
後日、俺はプロレスの師匠である先輩の試合会場に赴いた。
「先輩、俺、プロレスやめます。
あんな最悪の敗け方して、もう俺はプロレスでは強くなれない気がするんです。」
「何言ってるんだ。
デスマッチを終えた先輩の黒タイツの股間は逞しく盛り上がり、神々しいほどの男らしさだった。
やっぱり俺はプロレスから手を引けないな。
こんなにエロいショートタイツを穿けなくなっちまうもんな。
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タイガーマスクWやってるんですよねぇ。
いったい何クールなんだろう?
とりあえずどうなったのかさっぱりわかりません(笑)