獅子と虎、強いのはどっちだ!?
ついに積年の問いに答えが出た!
ライオンマスクのツームストンによって完全に意識を失ったタイガー。
ヒールとの闘いで正当技によって敗北する屈辱。
堕ちたヒーローに再起はあるのか!?
伝統の若手育成プログラム、「山籠もり」
常軌を逸した訓練メニューに失神した者は、先輩の小便で起こされる。
小便を浴び、自らも失禁し、果ては射精しても地獄は終わらない。
「より多く体液にまみれた者が大成する」
そんな言い伝えがこの道場にはある。
山を下りるまで、タイツを脱ぐことは排泄時以外許されない。
文字通りタイツが皮膚になってこそ、プロレスラーを名乗れるのだ。
山奥の道場には雄臭が充満し、獣さえも近づかないという。
深夜のコンビニにふらりと立ち寄った俺は仰天した。
な、なんと「週刊エロレス」略して週エロが雑誌コーナーに陳列されていたのだ。
マジ!いいの?アダルトショップにしか無いのかと思ってた。
いやいや、俺の驚きはそこじゃない。
もちろんそれもあったけど本当に衝撃を受けたのはその表紙!
ゴトーが敗けたって!?
えーっ!!!!
世界地下プロレス選手権にゴトーが日本代表として出場したのは知っていた。
地下プロレスの若き帝王ゴトー。
その強さとエロさは日本一、いや、世界一だったはずだろ!?
震える手で俺は雑誌を手に取った。
幸い、店内には他に客の姿はない。
家まで待てない。立ち読みだ。
巻頭記事の内容に、俺は胸に杭を打ち込まれたような衝撃を受けることとなった。
プロレス先進国である日本代表のゴトーは当然優勝候補だった。
ところがアジアブロックの決勝戦で、ソウルの地下総合格闘技王者ドゥルヒにほぼ一方的にボコボコにされてしまったというのだ。
瞬殺で試合は決していたろうに、ドゥルヒはまるで獲物を弄ぶ獣のようにゴトーを甚振り続けたらしい。
フィニッシュは反失神状態のゴトーの足をへし折った拷問逆エビ。
死を覚悟したゴトーは射精し、泡を噴いて完全に失神してしまった。
ぼろ雑巾のようなゴトーの顔面を踏みつけ勝ち誇るドゥルヒの写真が、ページ一面に載っていた。
な、なんてことだ・・・・・
俺の足はがくがくと震え、立っていることさえ危うい状態になった。
あのゴトーが、こんなボロ敗けを喫してしまうなんて・・・・
ショックと怒りで自律神経がおかしくなっている。
だが・・・それよりも深刻なのはジーンズのファスナーをぶち破らんばかりの俺のフル勃起男根・・・・
い、痛い・・・・
動いたら射精してしまうんじゃないか!?
脂汗を浮かせて固まる俺の背後から、音もなく店員が現れた。
「お客さん、トイレ空いてますよ。」
俺は生まれて初めてコンビニのトイレで自慰をした。
「510円になります。ポイントカードはお持ちですか?」
その日以来、週エロがその店に置かれることは無く、あの店員にも会うことはなかった・・・
- 関連記事
-
WEB版には対戦交流掲示板 今週のエロ技紹介
自己画像掲示板、エロレス体験談投稿
エロレスグッズショップなどなど。
あぁ、妄想が止まらない(笑)