観客が怒ってますね~。
それもそのはず。
日本プロレス界のスーパースター、イノキがボコボコにされているのですから。
昔のプロレスマンガ、「キ○グZ」からのエピソードです。
プロレス界に颯爽と現れた覆面レスラー、キン○Z。
彼は生い立ちに由来する類まれなるプロレスの素質の持ち主で、ババやイノキを師とすることで
プロレス界の寵児として大いに人気を博します。
ところがそのZが先輩のイノキを卑怯なラフファイトで痛めつけているのですからファンは怒って当然です。
実はこの覆面レスラーは偽の○ングZなのですが、この時点でイノキをはじめ観客もそれを知りません。
つまりイノキ自身は直属の後輩にボコられていると思っているのです。
偽ヒーローが真のヒーローに倒される前に、悪の力を見せつけるエピソード。
ヒーロー者ではよくあるシチュですが、当て馬にされたのがなんとイノキ。
モデルが実在する人物をよくもここまで悲惨な目に遭わせたものです。
イノキ兄貴のやられっぷりをご堪能あれ。
会場にいたある醒めた観客たちの会話
「おいおい、イノキヤバいんじゃねーの。相当グロッキーだぜ。」
「やられまくってるもんな。Zはどうしちゃったんだ。いつもはこんなヒールじゃねーだろ。」
「そういえばパンツもいつもと違うな。黒いショートタイツだっただろ。」
「うんうん、噂ではイノキとシェアしてるとか言ってたぜ。それほど仲のいい師弟関係だと思ってたのに・・・」
「あーあー、見ろよ。イノキがのたうち回ってるぜ。」
「時々思うけど、こんな大勢の人が見ている前で、よくもまあパンツ一丁で闘えるよな。
特にやられている時なんて、これワイセツ罪とかに引っかからないの?と思っちゃう。」
「まあな。今夜の試合なんてまるでSMだもんな。」
「ロープが鞭になっちゃったよ。まさにSM。」
「イノキの奴、まんざらでもないのかもしれん。結構Mっ気あるだろ、あいつ。」
「たしかにやられが絵になるレスラーだよな。悲劇のヒーローって日本人好みだし。意識してるかも。」
「散々やられて最後に勝つってな。エンターテイメントとしてのプロレスはこのパターンが黄金の定番だな。」
「だからZをヒールに仕立て上げたのかな。ヒールが外人レスラーばっかだとワンパターンだから。」
「かつての後輩がヒールとなって自分に牙をむくってストーリーか。ありえるな。」
「だって今夜のイノキ、やられっぷりが艶っぽいんだよ。ギャーッなんて。」
「ほんとに勃起してたりして。ほら、もっこりすげーじゃん。」
「あちゃー、こりゃすげーや。」
「大の男が黒パンツ姿で縛られて悶えてるって、よく考えたらあり得なくね。」
「おう。しかも筋肉自慢の大男が勃起さらしてな。」
「すげー!迫真の演技だな。」
「やっぱり悲壮感を漂わせたヒーローをやらせたらイノキが一番だな~。」
「人気があるのもうなずけるぜ。プロレスってストーリー付きのSMショーだよな、実際。」
「なんだか俺まで勃ってきちゃた。」
「無理もないさ。目の前で〝肉体〟がアヘアヘ悶えてるんだもの。」
「そろそろイノキが反撃にでるころかな。ストーリー的には。」
「もうちょっとやられを見たいけど、タイミング的にはここらがキレイなのかな。」
「あれ?なんか様子が変だぞ。Zがまだなんか仕掛けるみたい。」
「イノキも抵抗しないな。もしかして抵抗できない?えっ?新しい展開ってか?」
「あら、あら、あらーっ!?」
「ま、まじかーっ!」
「・・・・・・・・!」
「・・・・・・・・・!」
「イ、イノキが敗けた・・・・!?」
「こ、これは・・・・よ、予想・・・・外・・・だ・な・・・」
「お、おい、おまえ、み、見たか・・・?」
「お、おう・・・・あ・・れ、だろ・・・?」
「イ、イノキが・・・・・し・・・しゃ・・・・しゃせ・・・・」
「・・・・ぶっ放したな・・・・」
「す、すげー・・・・・・」
「プロレスって・・・・・・エロい・・・・・・・!」
「あー・・・・、俺も出ちゃったよ・・・・・・」
「うん・・・・実は俺も・・・・・」
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