ジョエル・レッドマンは地元の番長的存在。
プロレスラーとなった今ではちびっ子の憧れの的である。
隣町から流れてきたジャックは、そんなレッドマンを憎み、妬んでいた。
「あの赤パンツを今日こそマットに這いつくばらせてやる!」
新調したパープルのショート・タイツには、レッドマン憎しの一念が込められていた。
試合序盤、パワー・ファイトを得意とするレッドマンがジャックを圧倒する。
「よそ者に負けるわけにはいかない。」
レッドマンの豪快な技が炸裂する度に、客席からはヤンヤの喝采が湧きおこる。
サブミッション的な小技が持ち味のジャックは反撃の糸口がつかめないまま早くもグロッキー気味だ。
「俺に挑戦しようという心意気は買ってやってもいいぜ!」
余裕のレッドマン。
ジャックの、のたうつエロケツにふと目を奪われる。
(意外とエロいケツをしている・・・・)
虎視眈々とチャンスを待っていたジャックの眼が光る。
(罠にかかったな・・・・レッドマンの嗜好を分析しつくして作ったパープル・タイツがようやく功を奏し始めたって訳だ。)
紫のケツに集中力を削がれたレッドマン。すかさずバックを取るジャック。
「おっ勃てたな。」
「な、なにをっ・・・」
レッドマンの勃起に勝機を見出したジャックだったが、その一物の迫力には驚きを隠せなかった。
(デ、デカイ・・・・・!)
動揺したレッドマンを渾身のジャーマンに投げ捨てるジャック。
「英雄気取りさんよ、今日がオマエの最後だ・・・・」
(くっ・・・・効いたぜ・・・・)
「ジョー!頑張れ!」
ちびっ子ファンの声援が聞こえる。
(エロに気を取られて負けたら、番長の名が廃るぜ・・・・)
巨根の赤タイツが立ち上がった。
執拗に関節技を仕掛けてくるジャックを、パワーでねじ伏せるレッドマン。
「この総合格闘家崩れが!プロレスの怖さを思い知ったか!」
番長の勇士に会場全体が興奮状態だ。
(ほざけ・・・・筋肉馬鹿・・・・俺のエロ戦法に抗えるか・・・・?)
ダウンしたジャックのケツがまたしても誘惑光線でレッドマンを惑わそうとしている。
健康な男子であるレッドマンがついエロケツに目を奪われたその隙に・・・・・
ジャックの殺人スリーパーが背後から襲いかかった。
「くそっ・・・またしても引っかかるとは・・・・」
「ふふふ・・・・隣町で何人も締め落としてきた俺のスリーパーからは逃れられまい。」
コーナーにぶつかり必死でジャックを払い落そうともがくレッドマンだったが、もがけばもがくほど殺人スリーパーが首に食い込んでくる。
「ぐっ・・・・」
ついに膝から崩れ落ちるレッドマン・・・・・
(い、息ができない・・・・視界が霞んでいく・・・・おあ・・・うう・・・・・)
レフェリーが腕を取りカウントを取り始める。
「ワン!」
ぐったりと動かないレッドマン。
「終わりだな。番長さん。赤パン伝説の終焉がいよいよ来たわけだ・・・・」
「ツー!」
ちびっ子ファンの悲鳴のような声援が鳴り響く。
「ジョー!ジョー!ジョー!・・・・・・・!」
レフェリーが運命のスリーカウント目を取り始める。
地元のヒーロー、ジョエル・レッドマンはエロ戦法の前にリングに沈んでしまうのか・・・・・!?
「ス・・・・・・
オリバー・グレイの名でWWEにも出ていたジョエル・レッドマンのインディー時代の試合を、妄想小説風にしてみました。
デカいガタイとエロい赤パンツが大好きです。
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赤パンだからレッドマン?