ラスボスとの闘いに敗れ、悪の組織のアジトに拘束されたアステカイザー。
パワースーツは破り取られ、赤い競パン姿で鎖に繋がれている。
悪の組織の目的はひとつ。
アステカイザーの胸で深緑に光る「アステカの星」だ。
世界征服の鍵を握る神秘の石が、邪悪な連中の手に渡ろうとしていた。
数時間にわたる拷問の末、悪人たちはアステカの星をアステカイザーから分離することに成功した。
(これで世界は悪に染まってしまう。すまない・・・みんな・・・)
ヒーローとして平和を守ることができなかったアステカイザーは、絶望感と無力感に飲み込まれ、失禁した。
赤い競パンの股間から、大量の小便が溢れ出る。
「はっはっはっ!無様だな、アステカイザー!」
勝利に湧く悪のアジト。
見張りの戦闘員が気を抜き、アステカイザーを繋いだ鎖が緩んだことに気づかなかった・・・
祝杯を上げる悪の軍団の頭上に、アステカイザーの声が響き渡った。
「世界はお前たちの思い通りにはさせない!」
「しぶといヤツめ!パワースーツもアステカの星も無いキサマなど敵ではないわ!」
悪の首領と、アステカイザーとの最期の激闘が始まった!
生身の人間の身体で、競パン1枚で闘うアステカイザー。
頼みにできるのは、鍛え上げた肉体と、プロレスの技術だけだ。
仮面も破壊され、もはや素顔で孤独な闘いを続けるアステカイザー。
彼の心を支えたのは、悪の組織に亡き者にされたプロレスラーだった兄の面影だった。
(アニキ、見ててくれ!)
アステカイザーの渾身の力を込めた捨て身のダイビング・ヘッドバットが炸裂した。
それは悪の首領の急所に命中した。
最期の力を使い切ったアステカイザーは命中の瞬間、大量の射精をした。
アステカイザーは素顔の鷹羽俊に戻り、兄の待つ天国へと旅立った。
「お、おのれアステカイザー・・・ぐわ・・・玉が・・・玉が潰れた・・・」
悪の首領は、雄の象徴を完全に潰されまもなく絶命した。
己を犠牲にして世界を守ったアステカイザーよ・・・永遠に・・・・
- 関連記事
-
ところで、アステカの星のありかですが、胸のプロテクターでしたっけ…。円谷プOの特撮版ですとマスクのおでこ部分にある小さな丸い物体が、アステカイザーがピンチになると光っていました。漫画(永井豪)版だと胸にあるという設定でしょうか…。
細かいことですみません。