懐かしい試合から・・・・・・
ムッチリマッチョぶりが男心をくすぐるカッキー。
今回の相手はヤマケン選手。
かわいい後輩だと思っていたら、いつの間にか自分に牙をむく狼になっていた・・・・
今夜の試合は総合格闘技系、特に打撃技中心の闘いになるだろう。
徹底的に絞り、ボクサーのような肉体のヤマケン。
剃刀のようなボディーに黒いショートタイツがニクイほど決まっている。
一方キック系の試合には少しオーバーウェイト気味のカッキー。
「かまうものか。俺はプロレスラーだ。ショートタイツは俺のようなガチムチに一番映える!」
蛍光色の勝負パンツを履き、控室で集中力を高めるカッキー。
リング上でガンを飛ばし合うカッキーとヤマケン。
「おら、いつまでも先輩面してんじゃねえぞ!お前の時代はとっくに終わってんだからなっ!」
「いつのまにか生意気な面構えになりやがって。キサマにやられるほど落ちぶれちゃいねえぜ!」
心は強気なつもりのカッキーだったが、睨みあいの最中に一瞬触れ合った股間の感触にギクッとなった。
(こ、こいつ・・・・こんなにデカかったか・・・・・?!)
ゴングと同時に始まった激しい打ち合い。
パワーに勝るカッキーだが、スピードでは明らかにヤマケンに分があった。
渾身のパンチを浴びせたと思った瞬間、もの凄い速さのアッパーがカッキーの顎を直撃した。
相打ちのように倒れる二人。
ヤマケンはひらりと立ち上がり、余裕のフットワークを見せる。
だが、カッキーは・・・・・
(ぐ・・・・た、立ち上がらなければ・・・・・がはっ・・・・体が・・・・体が動かない・・・・・)
後輩のアッパーひとつに立ち上がれない自分に、カッキーの自尊心はぐちゃぐちゃになっていた。
「・・・・テンッ!!」
あっという間にテンカウントが告げられた。
わずか18秒の瞬殺KOだった。
「ふ・・・・、ダセー奴だぜ。」
勝ち誇るかつての後輩。
引き締まった黒タイツのケツ。
大観衆の前で無様に敗北し、派手な蛍光パンツでダウンしている己の姿に、、カッキーはこれまでにない恥辱を感じていた。
「く、くそ・・・」
先輩を鮮やかに打ち負かしたヤマケンはどこまでも格好良く、大声援を受けている。
それを見て、カッキーは自分のみっともなさに消えてしまいたい心境だった。
(なぜ俺は蛍光パンツなんか履いてきてしまったのだろう・・・・・)
昨夜自室の鏡の前で、あれこれ今夜のタイツを品定めしていたのが大昔のことのようだ。
まさかこんな屈辱的な敗北を喫するとは、夢にも思っていなかったカッキーだった。
若手の肩を借りずには歩くこともできないカッキー、蛍光タイツが痛々しい・・・・・
控室の長椅子に横たえられるカッキー。
ドアが閉じられ取材陣がシャット・アウトされる。
「カッキーさん、情けないっすね・・・・・。俺、がっかりしましたよ。」
見下ろす若手の目に憐れみの感情を見たカッキーは憤慨した。
「な、なんだと!」
「ほらほら、動けないんでしょ。じっとしててくださいよ。それよりヤマケンさんカッコよかったな~。
アンタ、たった一発でノされちゃったもんな。こんなパンツでキメキメで出て、恥ずかしいーっ!」
「き、きさま・・・・っ」
若手はカッキーの手から拳サポを外すと自分の手に装着した。
そして無言でカッキーの股間にパンチを見舞った。
「ぐはっ!!!!」
悶絶するカッキー。
「カッキーさんって、いつもハイレグパンツで実はモッコリ強調してるでしょ。
超ナルっすよね。ホントはヤマケンさんにここを殴って欲しかったんじゃないの?」
2発目の拳がカッキーの玉を直撃する。
「うぎゃーっ!!!!!!」
リングで後輩に惨敗し、控室で若手に陵辱される・・・・
カッキーにとって忘れられない夜となった・・・・・
言うまでもありませんが作り話です(笑)
↓動画はこちら↓
総合格闘技もショートタイツで
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僕は特に黄色のタイツ姿が一番好きでした。
現在、カッキーは今別の意味で闘っているんですよね。
発表されてからだいぶ経ちますし、以前と同じマッチョ姿とはいかないでしょうが元気な姿を見せてほしいです。。。