(この技を食らったら終わりだ・・・・・)
そう解っていても、俺には奴の技を返す力は残っていなかった。
奴の逞しい腕が俺のタイツのサイドをグイっと掴み、恐ろしいパワーで持ち上げる。
瞬く間に俺は真っ逆さまの状態で奴に担ぎあげられていた。
垂直落下式ブレーンバスター。
奴の必殺技だ。
次の瞬間には俺の脳天はリングに叩きつけられ、完全に意識を失うことになるだろう。
だが、その瞬間はなかなか訪れなかった。
奴は、敗北目前の俺を観客に晒すように、必要以上に長い滞空時間をとっていた。
サイドを引っ張られたタイツが金玉を圧迫し、ケツへの食い込みがギリギリと肛門を刺激する。
「思った通りだ。キサマは無様な姿を観客に見られると興奮するんだろ?変態野郎め!」
「くそ・・・おぅおおお・・・・」
奴への憎悪とは裏腹に、俺の股間はムクムクと膨張し、硬度を増していった。
「おい、アイツ勃ってるぜ!」「マジかよ!すげーモッコリだな。」
観客席からどよめきが起こる。
俺は苦痛とも快感ともつかない一種の恍惚状態に陥った。
この晒し者地獄(天国?)の果てに、リングに沈む運命が俺を待ち受けていた・・・・・
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