はっはっ・・・はうっ!
半裸で縺れ合う雄と雄。
漢であることを最大限に研ぎ澄ました彼らは、
その成果を確かめるために自分以外の肉体との格闘を求めずにはおれない。
ある意味非常に無垢なその衝動は、純粋さを貫けなかった男どもにとって見世物となる。
美しく猛々しい肉体の饗宴を見つめるその視線には、
羨望、感嘆、嫉妬、そして、確実に情欲が含まれるのだ。
リングに立つ選ばれし者たちは、客席の暗がりに蠢く視線を認識している。
自身の作品たる肉体を誇らしげに見せつけるのだ。
たとえ無様に蹂躙される姿だったとしても、それが暗がりの住人にとっては光り輝く至宝だと解っているから。
見せつけて、見られて、選ばれし雄たちはやがて忘我の境地に陥っていく。
目の前にある逞しい肉体と融合せんがごとく絡み合う。
強いのは俺かおまえか!?
たとえそれがどちらであっても、雄たちは狂ったように答えを求める。
雄として生きる意味を見出すために・・・・
闘いの高潔な装束、ショートタイツがケツに食い込む。
野生の本能が、雄の衝動を突き上げる・・・・・
一人の若者が「雄の王国」に辿り着いた。
血の滲むような鍛錬を経てやっと踏みしめた選ばれし漢の土地。
しかし、若者の雄の道はここからが本番だったのだ・・・・
獣のような獰猛な肉体に蛍光色のビキニタイツ。
センパイは風貌からして若者を圧倒した。
ロングタイツの若者を嘲笑うかのように、卑猥な股間の膨らみを突き出した。
重量感のある筋肉は俊敏さも兼ね備えていた。
瞬く間にバックを取られる。
センパイのプリップリの筋肉が背中に押し付けられた。
裸締め・・・
なんと扇情的な技名だろう。
センパイの体温に溶けそうになりながら、若者の脳裏にそんな言葉が浮かんだ。
脱出しなければ・・・・!
もがけばもがくほど太い腕が首に食い込んでいく。
はっはっ・・・・
センパイの息が耳元で弾む。
はううっ!
若者はパニックに陥りかけた。
肉と肉が汗を潤滑油としてこすれ合う。
若者の背中の感度はマックスとなってセンパイの肉体を感じていた。
腰のあたり、肌とは違う感触があった。
センパイのタイツだ。
蛍光色の薄い布が硬く太いものによって自分の背中を突いている。
こ、これはセンパイの・・・・チ・・・・・
強い雄によって征服される境地を、若者は初めて知った。
屈辱、絶望・・・・快感・・・・・・
うおらっ!
センパイの腕が若者の気道を完全に塞いだ。
ぐぎひっ・・・・!
全ては一瞬の、だが若者にとっては永遠かと思われる長い長い恍惚の時間・・・・
どぷぷっ!
「オマエなー、ショートタイツを穿いて来いよ~。
俺もイマイチのりきれねえしさ、それにさ、
オマエだってぜってーそっちのほうがイイって。」
「うっす!センパイ!」
↓動画はこちら↓
タイツの質感とか、この時代が好きかも
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