若き「プロレスラー」は幼少から憧れてきた光景に立つ喜びをかみしめていた。
黒いショートタイツ一枚のみを身に着け戦いの場に臨む。
スポットライトが男の象徴に陰影を作る。
男だったら誰もが夢見るロマンの世界。
だが、これから繰り広げられる闘いは夢ではないのだ。
学生のプロレスのチャンピオンを決める大一番。
まさに「死闘」が待ち受けていた。
対戦相手のアスカが派手なパフォーマンスとともに入場してきた。
ホスト風のルックスと物怖じしないタレント気質は、観客を虜にした。
黒パン野郎は、自分がアウエーの立場にいることを知った。
(だが、俺はあんな輩は認められない。
ロングタイツでリングに上がるような外道は・・・・)
しかし・・・・
黒パン野郎には、軽蔑していたロングタイツに絞め落とされるという非情な運命が待っていた。
天地がひっくり返るほどの屈辱とともに黒パン野郎は果てた。
そう、文字通り果てたのだ。
憧れのプロレスと黒ショートタイツに潜む「罠」を知った青年。
男に生まれた以上決して抜け出せない深遠な快楽の罠を・・・・
数か月後、巡ってきたリベンジ・マッチ。
雨に濡れそぼる校舎に見下ろされながら、黒パン野郎は葛藤していた。
(こんな軟弱野郎に俺が負けるはずはない。
だが・・・股間が・・・股間が言うことを聞かない・・・・
このホスト気取りにめちゃめちゃにされたいと俺の股間が叫んでいる・・・・・)
濡れたリングにのたうつうちに、タイツがしっとりと湿ってきた。
己のモッコリがくっきりと男根の形を浮き上がらせている。
そして、黒パン野郎は2度目の敗北に前以上の絶頂を迎えるのだった・・・・
黒パン野郎は知らなかったのだ。
ロングタイツのアスカが新人(入学したて)だった頃、オレンジのショートタイツを着けていたことを。
学友が大勢見守る中、モッコリを惜しげもなくさらして悶絶して見せたことを。
アスカは早くから男の快楽の謎を解いていたのだ。
ショートタイツの三角が股を締め付ける怪しい刺激。
薄い布が覆う部分と露出した部分が形作る得も言われぬ形状。
そしてそれを人に見られる、見せているという解放感と背徳感。
アスカはプロレスの醍醐味を完全に理解していたのだった。
そんなアスカが何故ロングタイツに宗旨替えしてしまったのかは解らない。
本人しか知らない事情があるのだろう。
いずれにせよ、アスカにとってまだ目覚めきっていない黒パン野郎を快楽の闇に堕とすことなどたやすいことだったのだ・・・
↓動画はこちら↓
あんな恰好を見られてキャンパス・ライフは大丈夫なんでしょうか?
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