荒ーい粒子の中で苦悶の表情を浮かべているのはブラジルのレスラー、デモニコ君。
80年代のブラジル・プロレスはとっても牧歌的、でもエロい!?
まず注目したいのはコスチューム。
デモニコ君は最近はあまり見なくなったモッコリの目立つライクラのショートタイツ。
そして上半身は同じような生地のタンクトップっす。
このタンクはタイツと繋がっているか、体操のユニみたいな下まであるワンピース型だと思われます。
タイツからはみ出ないですからね。
そして特筆すべきは、対戦相手のヤバい恰好でしょう。
まるでエアロビのコスプレっすよね~。
これがどうやらイロモノキャラというわけではないらしく、他の試合を見てもこのパターンのコスを多く見かけました。
どうやら悪役の記号らしいっす。
今だったら完全にギャグですけど、当時のブラジルのプロレスラーとしてはごく当たり前だったようです。
この悪役エアロビオヤジ、結構強くて、というかデモニコ君弱すぎ。
プロレス技らしいのはドロップキックだけで、後は大体エアロビオヤジにすっ飛ばされてのたうち回ってるだけみたい。
ごく最近、エロレスを間近で観戦する機会に恵まれたのですが、そちらの方が立派にプロレスでした。
とは言え、ドロップキックが出ると観客は大喜び。
ブラジル・プロレスの黎明期だったのでしょうね。
この大人の喧嘩ごっこみたいなプロレスが、実は味わい深いエロを生み出してるんすよ。
なにしろデモニコ君の役割といったらたまにドロップキックで観客を沸かせて、後はモッコリも顕わな恰好で転がってるだけ。
なまじ上半身がタンクとは言え着衣状態なため、下半身の心もとなさが引き立ちます。
ズボン穿き忘れた、あるいは脱がされた、みたいな妙なエロさがあるんですよね~。
悪役に痛めつけられる表情も大袈裟でAV男優みたい。
フィニッシュは真っ当なプロレス技で仕留められちゃうところもツボ。
色男、なんとかと力はなかりけり。
うーん、ちょっと上級編のエロっすかね。
さて、ブラジル・プロレスの発展に身体を張るデモニコ君、当然受けるアメリカの影響。
ついにショートタイツ一枚に!
しかも当時としてはサイド細目、しかも白っす!
ドメニコ君の気合が伝わりますが、プロレスの技術はまだまだみたい。
しっかり大国から学んだのは場外でエロくのたうつジョバーの極意。
これは素晴らしい。
いや、当時としては画期的なエロ度かもしれませんよ。
80年代にここまで攻めたタイツはそんなに無かったっすから。
海外の方から「プロレスは男のストリップだ。」といった動画コメントを頂いたことがありますが、まさにデモニコ君、男娼チックっす。
今回もギャグみたいなコスの悪役に正当なプロレス技で敗けちゃうデモニコ君。
それでも人気者なのは、観客がプロレスに求めているのが強さだけではないからでしょう。
むしろ弱い男が巨漢に挑んで散る、みたいなストーリーに需要があるのかもしれません。
ごく普通の子がアイドルとして頑張ってるのが好き、てなのと同じかな?
それとも俺みたいに、実はみんなショートタイツがやられてるのが好きだったりして(笑)
↓動画はこちら↓
あんまりトレーニングしてなさそうお次はフィリピンのフェロモン野郎、ジョー君。
タイツ姿でのウェイトトレーニング風景がイントロダクション動画として流されたりして、典型的なマッチョ・ヒーローの彼。
でも彼もまた、プロレスの技能はほぼ皆無だったのです。
今の、というか日本のプロレスを知っている身としてはこのレベルの低さには驚きます。
受け身とってないし。
でもー、この稚拙さが逆にエロかったりするのはブラジルの例とおんなじ。
だって、ジョー君ただのガタイ自慢の人っすよ。
正義vs悪役の設定だけはちゃんと踏襲してたりするから愛おしいっす。
大の大人が大観衆の前でプロレスごっこしてるみたいな。
赤パンツ一丁で。
やっぱ上級編かな~(笑)
↓動画はこちら↓
ウェイトは頑張ってるみたい
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以上、ちょっと驚いちゃたさぶろーた☆でした!